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パラレルス、iPadネイティブ操作が可能なリモートデスクトップアプリ

Parallels Access
8月28日 発売

価格:79.99ドル(PC1台/1年間)

米Parallels Head of Marketing & Sales, Cross-Platform Application, Asia Pacificのユージニオ・フェランテ氏

 パラレルス株式会社は、iPad向けのリモートデスクトップアプリ「Parallels Access」を8月28日に発売する。App StoreおよびParallelsのオンラインショップで発売される。なお、発売時点では英語版、ドイツ版のみ提供。日本語版の提供は「近々」としているが具体的な時期は未定としている。

 iPad上で、Mac/Windows搭載PCを操作可能なリモートデスクトップアプリ。接続サーバーを介することで、ローカル以外の環境からでもアクセスできる。対象のMac/Windowsにはエージェントソフトのインストールが必須。iPadはiPad 2と第3世代iPad、iPad miniに対応。PC/Mac側はWindows 7/8、Mac OS X 10.7以降に対応する。また、次世代Mac OSのMavericksへの対応も表明されている。

 リモートデスクトップアプリでありながら、iPadの操作に近い感覚で利用できるのが特徴で、カット/コピー&ペーストの操作もiPadのネイティブ操作のままで、リモート-ローカル間でやり取りが可能。また、Mac上でParallels Desktopを介して動作するWindowsアプリケーションも実行でき、それを示すアイコンの赤いフラグもParallels Access上で表示される。

 このほか、Mac/Windowsアプリなどでタッチ操作にはボタンなどが小さいことがあるが、指を一定時間置くことで部分拡大して操作できる機能を用意。またソフトウェアキーボードについても、iOS標準のものに1列追加し、ファンクションキーなどを利用できるようにしている。

 価格は接続するPC 1台ごとに年間79.99ドルを支払うサブスクリプションモデル。Macでは14日間無償試用が可能なほか、Windows向けは現時点でベータ版であることから、現時点では無償で利用可能。ただし、Windowsについても今後サブスクリプションモデルへ移行する予定となっている。

ログイン画面。サブスクリプションの登録なども表示されている
画面右側にParallels Accessに関するメニューを表示。下部に表示されているのはアプリを切り替える“Launchpad”機能
iPad標準のソフトウェアキーボードにPC/Macの利便性を高めるためのキーを1列追加している
リモート環境でもコピー&ペーストなどの操作はiPadと同様の操作で行なえる
小さいアイコン/ボタンなどを操作しやすくする拡大鏡の機能も搭載する

(多和田 新也)