米Intelは8日(現地時間)、基幹業務向けプロセッサ「Itanium 9500」シリーズを発表した。
Itanium 9300シリーズの後継となる製品。最大コア数が4基から8基に倍増し、最大クロックも1.86GHzから2.53GHzへ向上したことで、性能を2倍以上に引き上げた。I/O速度も33%高速化している。
同社では2010年からItaniumとXeonのプラットフォーム基幹要素を共通化させる戦略を採用。これにより、XeonへItanium相当の強力な信頼性、可用性、保守性をもたらし、Itaniumへは量産効果をもたらした。
トランジスタ数は31億、製造プロセスは32nm、ソケットはLG1248、対応チップセットはIntel 7500/7510、対応メモリはDDR3-800/1067。4ソケットで2TBのメモリを搭載できる。主な仕様と1,000個ロット時のOEM価格は以下の通り。
9560 | 9550 | 9540 | 9520 | |
周波数 | 2.53GHz | 2.4GHz | 2.13GHz | 1.73GHz |
コア数/スレッド数 | 8/16 | 4/8 | 8/16 | 4/8 |
ラストレベルキャッシュ | 32MB | 32MB | 24MB | 20MB |
TDP | 170W | 170W | 170W | 130W |
価格 | 371,780円 | 299,820円 | 211,870円 | 107,940円 |
(2012年 11月 9日)
[Reported by 若杉 紀彦]