BIOSTAR、Socket FM2対応のA85マザー

Hi-Fi A85X

9月19日(台湾時間) 発表



 台湾BIOSTARは19日(現地時間)、Socket FM2のTrinityに対応したマザーボード「Hi-Fi A85X」を発表した。

 次期CPU「Trinity」に対応しているとみられるA85チップセットを搭載したSocket FM2マザーボード。対応CPUはTDP 100WまでのA10/A8/A6/A4/E2、およびAthlon II X4。製品情報ではCPU対応リストも公開しており、最上位とみられるA10-5800K(3.8GHz)などのサポートも謳われている。

 マザーボードは音声関連への強化が謳われており、アナログとデジタルの電源供給を分けることで音質を高める「Hi-Fi Power」、マルチレイヤーPCBデザインによってノイズを低減する「Hi-Fi Ground」、100Ω超のハイインピーダンスヘッドフォンをサポートする「Hi-Fi AMP」などを備える。回路には酸化金属皮膜抵抗「Hi-Fi Resistor」、無極性コンデンサ「Hi-Fi Cap」も取り入れた。Creativeの音質向上ソフトウェア「THX TruStudio PRO」をサポートする。

 また、写真で見る限り、オンボードの電源/リセット/CMOSクリアスイッチ、7セグメントデバッグLEDなどの装備もみられる。電源は合計10フェーズ。リリースではWindows 8の正式対応も謳われている。

 フォームファクタはATX。メモリスロットはDDR3×4で、1,866MHzまでを標準でサポートし、2,400MHzもオーバークロックで対応。最大容量は64GB。拡張スロットはPCI Express x16(2.0)×3(x16+x8+x4レーン、CrossFireX対応)、同x1×3、PCI×1。

 ストレージインターフェイスはSATA 6Gbps×7、eSATA×1で、RAID 0/1/5/10をサポート。バックパネルインターフェイスはUSB 3.0×2、USB 2.0×4、HDMI出力、DisplayPort、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet(RTL8111F)、音声入出力などを備える。

 このほか、下位モデルとみられる「Hi-Fi A85W」、A75チップセットを採用しながらSocket FM2の対応を謳うmicroATXマザー「TA75MH2」なども公開されている。

Hi-Fi A85WTA75MH2

(2012年 9月 21日)

[Reported by 劉 尭]