東芝、10,500rpm/900GBの2.5インチHDD

「AL13SEB900」

7月11日 発表



 株式会社東芝は11日、回転数10,500rpmで900GBの容量を実現した企業向け2.5インチHDD「AL13SEB900」など4製品を発表。8月より量産を開始する。

 磁気ヘッドやディスク磁性層の改良により、面記録密度856Mbit/平方mmを実現し、回転数10,000rpm超のエンタープライズ向けHDDとして初めて900GBの容量を達成した。また、トラッキングの位置決め機構に初めて独自開発の2段アクチュエータを採用し、ドライブの安定性を向上させたほか、コントローラICによる消費電力と削減と記憶容量の増加により、従来機種に比べエネルギー消費効率を約41%改善した。

 容量は900GBのほかに、600/450/300GBを用意。インターフェイスはSAS 2.0(6Gbps)、バッファ容量は64MB、平均シーク時間は読み込み時3.7ms/書き込み時4.1ms、消費電力はアイドル時4.7W/低回転数時2.7W、騒音30dB。

 本体サイズは69.85×100.45×15mm(幅×奥行き×高さ)、重量は最大240g。

(2012年 7月 11日)

[Reported by 若杉 紀彦]