シャープ、酸化物半導体採用のノート向け10型2,560×1,600ドット液晶
~32型4Kとタブレット向け7型WXGAも

左が10型/WXGA/150dpi右が10型/IGZO/300dpi

4月13日 発表



 シャープ株式会社は、酸化物半導体(IGZO)を採用した高精細液晶パネルの生産を開始したと発表した。

 従来に比べ、薄膜トランジスタの小型化が可能で、画素あたりの光の透過量を高め、低消費電力化も図れるという酸化物半導体の採用について、同社では2011年から実用化を予告していたが、このたび3つの製品の本格的生産が発表された。

 液晶ディスプレイ向けとして、32型が解像度3,840×2,160ドットで、画素密度が140dpi。高精細ノートPC向けとして、10型が2,560×1,600ドットで、300dpi。タブレット向けとして、7型が800×1,280ドットで、217dpi。

 亀山第2工場で生産する。

(2012年 4月 13日)

[Reported by 若杉 紀彦]