米Intelは6日(現地時間)、クライアント向けSSD「SSD 520」を発表した。1,000個ロット時のOEM価格は、60GBが149ドル、120GBが229ドル、180GBが369ドル、240GBが509ドル、480GBが999ドル。
Intel製25nm MLC NANDフラッシュメモリと、SandForce製コントローラを採用したSATA 6Gbps対応の2.5インチSSD。ファームウェアはSandForceとIntelで共同開発したものを採用しており、データ圧縮とAES 256bit暗号化機能を搭載する。
圧縮は可逆で自動的に働き、これによりデータサイズの縮小だけでなく、高速化と長寿命化も実現している。圧縮による高速化の効果は、240GBモデルで、連続書き込みが235MB/secから520MB/secに、ランダム書き込みが16,500IOPSから60,000IOPSに、ランダム読み込みが46,000IOPSから50,000IOPSになるという。なお、データの特性上、元々圧縮された画像や音楽、動画データなどについては、圧縮の効果はほとんどない。
【お詫びと訂正】初出時に圧縮について、不可逆としておりましたが、可逆の誤りです。お詫びして訂正させて頂きます。
連続読み込み速度は、全モデルで550MB/sec、連続書き込み速度は60GBが475MB/sec、120GBが500MB/sec、180/240/480GBが520MB/sec、ランダム読み込み速度は60GBが15,000IOPS、120GBが25,000IOPS、180/240/480GBが50,000IOPS、ランダム書き込み速度は60GBが23,000IOPS、120GBが40,000IOPS、180/240GBが60,000IOPS、480GBが42,000IOPS。
本体の厚さは9.5mmだが、120/180/240GBモデルについては7mm厚も用意される。
(2012年 2月 7日)
[Reported by 若杉 紀彦]