日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)は13日、10,000rpm/容量900GBで業界最速を謳うサーバー向け2.5インチHDD「Ultrastar C10K900」を出荷開始した。

　同社の10,000rpmの2.5型としては4世代目となる製品。容量は900GB/600GB/450GB/300GBの4種類を用意。3.5インチHDDと比較して搭載スペースを約70%、消費電力を65%削減し、冷却コストやTCOを改善できる。また、競合製品と比較してシーケンシャルアクセス性能は約18%、ランダムアクセス性能は約17%向上しているという。

　そのほかの仕様は、面記録密度が766Mbit/平方mm、バッファ容量が64MB、最大データ転送速度2,105Mbps(メディア記録再生)、平均シーク時間は3.8ms(リード)/4.2ms(ライト)、平均回転待ち時間は3ms、騒音が29dB(アイドル時)、インターフェイスがSAS 6Gbps、非動作時耐衝撃性能は300G(2ms)。

　本体サイズは70.1×100.6×14.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約204g。