日本ギガバイト株式会社は、AMD 900シリーズチップセットを搭載したSocket AM3+対応マザーボード4モデルを発売した。価格はすべてオープンプライス。

　いずれもAMDの最新チップセットを搭載し、次期8コアAMD FXプロセッサーへの対応を謳う。また、AMD 990FX搭載モデルは、AMDチップセットとして初めてNVIDIAのマルチGPU技術「SLI」をサポートした。

　CPUの電源回路にドライバMOSFETを採用し、スイッチング周波数を高めることで高い電力供給効率を実現。また、部品実装面積を減らし冷却効果を高めた。このほか、2オンスの銅箔層、日本製固体コンデンサ、低RDS(on)MOSFET、フェライトコアチョークコイルの採用で効率を高める独自の品質基準「Ultra Durable 3」に準拠する。

GA-990FXA-UD5	GA-990FXA-UD3	GA-970A-D3

　4モデルとも共通で、フォームファクタはATX(「GA-990FXA-UD7」のみ305×263mmと大きめ)、CPUはSocket AM3+またはSocket AM3対応のものをサポート。メモリスロットはDDR3 DIMM×4。内部ストレージインターフェイスとしてはSATA 6Gbps×6を備える。電源フェーズ数は990FX搭載モデルが8+2、970搭載モデルが4+1。サウスブリッジはSB950。

　990FX搭載最上位の「GA-990FXA-UD7」の店頭予想価格は26,000円前後の見込み。6層基板を採用する。拡張スロットはPCI Express x16形状×6、PCI×1で、4way-SLIに対応。MarvellチップによるSATA 6Gbps×2、eSATA×2をサポートする。また、リアパネルにUSB 3.0を2基、IEEE 1394を1基、フロント用ピンヘッダにUSB 3.0×2基、IEEE 1394を1基備える。

　990FX搭載中位の「GA-990FXA-UD5」の店頭予想価格は2万円前後の見込み。4層基板を採用する。拡張スロットはPCI Express x16形状×5、同x1×1、PCI×1で、3way-SLIに対応。MarvellチップによるSATA 6Gbps×2、eSATA×2をサポートする。また、リアパネルにUSB 3.0を2基、IEEE 1394を1基、フロント用ピンヘッダにUSB 3.0×2基、IEEE 1394を1基備える。

　990FX搭載下位の「GA-990FXA-UD3」の店頭予想価格は16,000円前後の見込み。4層基板を採用する。拡張スロットはPCI Express x16形状×4、同x1×2、PCI×1で、2way-SLIに対応。MarvellチップによるeSATA×2をサポートする。また、リアパネルにUSB 3.0を2基、IEEE 1394を1基、フロント用ピンヘッダにUSB 3.0×2基、IEEE 1394を1基備える。

　970搭載の「GA-970A-D3」の店頭予想価格は1万円前後の見込み。4層基板を採用する。拡張スロットはPCI Express x16形状×2、同x1×3、PCI×2。リアパネルにUSB 3.0を2基備える。

　4モデル共通で、USB 2.0はリアパネルに8基、フロント用ピンヘッダに6基搭載。USBは3倍バスパワーやシャットダウン時の充電に対応する。このほか、Gigabit Ethernet、音声入出力を備える。