NECは、ノートPCの2011年夏モデルを5月中旬より発売する。価格はオープンプライス。新モデルの主な変更点は、スペックの強化や、Windows 7のSP1適用など。

　A4主力機の「LaVie L」は4モデルを発売。3モデルでクアッドコアCPUを採用。春モデルではマイナーチェンジだった下位モデルも、今回で上位と同じ筐体になった。

LL770/ES

　立体視対応の「LL770/ES」は、CPU強化のほか「ひかりTV」に対応。地上/BS/110度CSデジタルTVチューナ「ワイヤレスTVデジタル」も付属する。本体色はクリスタルブラックのみ。

　主な仕様は、Core i7-2630QM(2GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 750GB、Intel HM65 Expressチップセット、Blu-ray Discドライブ、1,920×1,080ドット表示対応15.6型ワイド液晶(立体視対応)、Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載し、店頭予想価格は210,000円前後の見込み。

　上位の「LL850/ES」は、Core i7-2630QM、メモリ8GB、HDD 750GB、BDドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載し、店頭予想価格は185,000円前後の見込み。

　LL850/ESからメモリを4GBに変更した「LL750/ES」は175,000円前後の見込み。

　本体色はクリスタルブラック/ホワイト/レッド/ブラウンの各4色。

　本体サイズは共通で、377.4×265×38.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.9kg。

LL850/ES、LL750/ES

　下位の「LL370/ES」は、Celeron B810(1.60GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 640GB、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイド液晶、地デジチューナ、Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載し、店頭予想価格は140,000円前後の見込み。

　本体サイズは377.4×265×36.2mm(同)、重量は約2.9kg。本体色はクリスタルブラック/ホワイトの2色。

LL370/ES

　13.3型の「LaVie M」は、HDD容量を強化し、ワイヤレスTVデジタル付属モデル「LM570/ES」がひかりTVに対応した。

　上位の「LM750/ES」は、Core i7-660UM(1.33GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 750GB、Intel HM55 Expressチップセット、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応13.3型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載。店頭予想価格は150,000円前後の見込み。

　下位の「LM550/ES」は、LM750/DSからCPUをCore i3-380UM(1.33GHz、ビデオ機能内蔵)、HDDを640GB、OfficeをPersonal 2010に変更した構成で、店頭予想価格は130,000円前後の見込み。LM550/ESのPC本体にワイヤレスTVデジタルをセットにしたLM570/ESは150,000円前後の見込み。

LM750/ES	LM570/ES

BL350/EW

　10.1型ネットブック「LaVie Light」は、CPUを強化した「BL350/EW」を発売。店頭予想価格は60,000円前後の見込み。

　春モデルはメモリ2GBやWindows 7 Home Premiumなどの上位機があったが、夏モデルでは1モデルになった。

　主な仕様は、Atom N570(1.66GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ1GB、HDD 250GB、Intel NM10 Expressチップセット、1,366×768ドット表示対応10.1型ワイド液晶、Windows 7 Starter(SP1)、Office Personal 2010 2年間ライセンス版を搭載する。

　バッテリ駆動時間は約4.8時間。本体サイズは253×182×25.7～27.7mm(同)、重量は約1.06kg。