紀伊国屋書店、Android向けの電子書籍サービスを5月20日に開始

5月20日 開始



 株式会社紀伊国屋書店は、Androidのスマートフォンとタブレット向けの電子書籍サービスを5月20日に開始する。

 2010年12月より開始しているPC向けの電子書籍配信/販売サービス「紀伊国屋書店BookWebPlus」の配信対象デバイスを拡大するもの。第1弾として、5月20日にAndroid 2.2以降のOSを搭載したスマートフォン向けに専用アプリケーション「紀伊国屋書店Kinoppy(キノッピー)」をAndroidマーケット上で配信する。

 サービス開始と同時に約5,000タイトルを提供予定。サービス開始時点ではスマートフォン向けアプリのみの提供だが、6月初旬にはAndroid 3.0を搭載したタブレット向けのバージョンもリリースする予定。

 Kinoppyアプリケーションは、書籍の検索/購入決済/ダウンロードを行なう「ストア」、電子書籍を読む「ビューア」、購入した書籍を整理する「ライブラリ」の3つの機能を備えた統合型のアプリとなる。Kinoppyから実際の書籍を注文することも可能で、店舗、BookWeb、BookWebPlusのいずれの利用でも紀伊国屋ポイントが付与される。

 コンテンツは会員IDごとに注文履歴や電子書籍の読書記録をクラウド上で一元管理し、デバイス間を会員IDと紐付けすることで、(出版社の方針に従えば)別のデバイスで再ダウンロードを行なえる。また、読書のしおり、メモ、どこまでを読んだかなどをAndroidデバイス間で同期できる。

 コンテンツは、講談社、光文社、角川書店、岩波書店、河出書房新社、扶桑社、ジョルダン、アスキー・メディアワークス、エンターブレイン、集英社、小学館、幻冬舎、PHP研究所などから提供を受ける。

(2011年 5月 12日)

[Reported by 劉 尭]