POWEREX-JAPAN株式会社は、NVIDIA SLI認証を取得したATX電源「STALLION(スタリオン)」シリーズ3モデルを4月末に発売する。価格はオープンプライスで、容量ラインナップおよび店頭予想価格は、650Wモデルが13,000円前後、750Wモデルが14,000円前後、850Wモデルが15,000円前後の見込み。
高負荷状態が連続的に発生するSLI環境でも、確実に電源供給ができる目安となるNVIDIA SLI認証を取得。高負荷環境下でも内部のトランス温度が110℃以下となるよう設計され、長時間動作における安定性を高めたという。また、変換効率が負荷20%と100%時で85%以上、負荷50%時で88%以上をクリアした80PLUS Silver認証を取得した。
基板は耐トラッキング特性、高周波特性に優れるというガラスエポキシ(FR-4)基板を採用。また、一次側平滑用コンデンサには日本製、そのほかには105℃コンデンサを採用することで信頼性を向上させた。ファンは750rpm/18dBの140mm角ファンを採用する。
ケーブルは一部プラグイン式で、必要なケーブルのみ接続することでケース内のエアフローを改善できるとともに、最長600mmのロングタイプを採用し、裏配線対応のケースに好適としている。
各ラインの出力は、3モデル共通で+3.3Vと+5Vが25Aずつ、-12Vが0.5A、+5VSBが3A。+12Vは650Wモデルが52A、750Wモデルが60A、850Wモデルが68A。
コネクタは、メイン用20+4ピン×1、12V補助用8ピン×1、12V補助用4ピン×1、PCI Express用6+2ピン×4、ペリフェラル用4ピン×8、FDD用4ピン×2、SATA用×12。本体サイズは150×160×85mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.17kg。
(2011年 4月 22日)
[Reported by 劉 尭]