キヤノン、スライドキーボード&タッチパネルの電子辞書

wordtank Z400

3月上旬より順次発売

価格:オープンプライス



 キヤノンは、スライド式キーボードを装備するカラー電子辞書「wordtank Z」シリーズ3機種を3月上旬より順次発売する。価格はオープンプライス。

 4.3型タッチパネルのカラー液晶を搭載し、本体下部にスライドキーボードを備える電子辞書。画面のみの状態の「フラット」、キーボードを出した状態の「スライド」、キーボードを出して液晶を傾けた「チルト」の3つの形態で使用できる。

 液晶の解像度は480×272ドット。メニュー操作や手書き文字入力をタッチパネルで行なえる。文字の認識は、ひらがな、カタカナ、漢字、英単語に対応し、英単語は筆記体もサポートする。

 検索機能は業界初という全文検索に対応。見出し語だけでなく、例文や成句、解説文から一括で検索可能。このほか、ボイスレコーダの「クリアレコーディング機能」、microSDカードに保存した写真、動画、音声を再生できるフォトビューア、メディアプレーヤー機能を搭載する。

 「wordtank Z400」は、英語系59種類を含む国語、数学、理科、社会などのコンテンツを収録した高校生モデル。英語は約10万語のネイティブ音声を搭載。大学生・社会人にも使える「ランダムハウス英和大辞典」や、趣味実用の「ブリタニカ国際大百科事典」、「日経パソコン用語辞典2010」なども収録する。

「フラット」での使用例ブラックピンク

 本体色はホワイト、ブラック、ピンクの3色を用意。店頭予想価格は35,000円前後の見込み。

 電源はリチウムイオン充電池で、動作時間は約127時間(連続表示)。本体サイズは129×77×16.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は220g。

 ほぼ同じハードウェアの中国語モデル「wordtank Z900」、中国語の初級者モデル「wordtank Z800」も用意される。発売時期は3月中旬。店頭予想価格は、Z900が43,000円前後、Z800が35,000円前後の見込み。

wordtank Z900wordtank Z800

wordtank S510

 また、50音配列キーを搭載するストレート型の新モデル「wordtank S510」を2月下旬より発売する。価格は15,750円。

 液晶を従来機種の2.4型から2.8型に大型化し、キーのサイズも約27%大きくしたという。また、電源が単4電池×2だけでなく、USBバスパワーでの動作にも対応した。コンテンツは「広辞苑 第六版」、学習研究社の漢字/英和/和英辞典、百科事典マイペディアを収録する。

 液晶解像度は320×240ドット。本体サイズは83×148×16.5mm(同)、重量は136g。

(2011年 2月 2日)

[Reported by 山田 幸治]