パイオニア株式会社は、世界初のPC用BDXL対応ドライブ「BDR-206MBK」を11月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円台前半の見込み。販売は株式会社エスティトレードが行なう。

　BDXLはBlu-ray Discの新規格で、3層(TL)で100GB、4層(QL)で128GBの記録が可能。BDR-206MBKは、1回書き込みのみ可能なBD-R XLメディアではTLとQLの4倍速記録、書き換え可能なBD-RE XLメディアではTLの2倍速記録に対応する。

　特徴として、光学メカニズム部で発生する信号の汚れをクリアにする「リミットイコライザー」、書き込み時の記録精度を向上させる「ディスク共振スタビライザー」、密閉性の高い構造による防塵性と静音性、オーディオCDのエラー時にアルゴリズムを変えて再読み取りを行なう「PureRead 2」機能、傷や指紋、汚れがついたメディアでも再生できる「PowerRead」などを搭載する。

　そのほかの書き込み速度は、BD-R/-R DLが6倍速、BD-RE/-RE DLが2倍速、DVD±/±R DL/+RWが8倍速、DVD-RWが6倍速、DVD-RAMが5倍速、CD-R/-RWが24倍速。読み出し速度はBD系が6倍速、DVDが8倍速、CDが24倍速。バッファは4MB。

　付属ソフトは、Blu-ray 3D対応再生ソフト「PowerDVD10」、ビデオ編集ソフト「PowerProducer v5」、BDXL対応書き込みソフト「Power2Go v7 for PURE READ」、パケットライティングソフト「InstantBurn v5」、バックアップソフト「PowerBackup v2」など。

　インターフェイスはSATA。本体サイズは148×180×42.3mm(幅×奥行き×高さ)。対応OSはWindows XP/Vista/7。