Lian Li、拡張スロット11基搭載で「HPTX」対応のタワーケース

PC-V2120B、同X

9月22日 発売
価格:オープンプライス



PC-V2120A

 株式会社ディラックは、Lian Li製の「HPTX」規格に対応したタワーケース「PC-V2120」を9月22日に発売する。

 価格はオープンプライスで、店頭予想価格はブラック(型番末尾:B)とシルバー(A)が67,000円前後、内部までブラックアルマイト塗装されたオールブラック(X)が75,000円前後の見込み。

 EVGA製のデュアルXeon用マザーボード「Classified SR-2」のフォームファクター「HPTX」に完全対応したタワーケース。拡張スロットを11基装備し、同マザーボードで最下段のスロットに2スロット占有型のビデオカードを挿しても利用できるという。ビデオカードは最長360mm(ファン付きの状態は335mm)までをサポートする。

 本体前面に140mm角ファンを2基、3.5インチシャドウベイの後ろに140mm角ファンを1基、背面に120mmファンを1基搭載。オプションで上面に120mmファンを3基増設できる。また、フロントにUSB 3.0ポートを4基備える(バックパネルからの引き回し方式)。

 対応フォームファクタはHPTXのほかに、ATXとmicroATXにも対応。拡張ベイは5インチ×3、3.5インチシャドウ×10。フロントインターフェイスとして音声入出力とeSATAを備える。

 本体サイズは235×630×635mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14.4kg。

 このほか、ATXに対応したフルタワーケース「PC-V1020」も同時発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はブラック(B)とシルバー(A)が4万円前後、レッド(R、内部はブラック)が5万円前後の見込み。

 従来のVシリーズを復刻したモデルで、フロントメッシュデザインを採用するのが特徴。ドライブ固定方法をツールレスとし、電源をボトム配置にするなど、近年の要素を取り入れた。

 マザーボードトレイは背面に引出し可能なほか、ケーブルマネジメント用ホールを備え、ケース内のエアフローを改善できる。搭載ファンは前面に140mm角を2基、上面に140mm角を1基、背面に120mm角を1基装備。

 対応フォームファクターはATX/microATX。拡張ベイは5インチ×3、3.5インチ×7、2.5インチ×1。フロントインターフェイスとして、USB 3.0×4、eSATA、音声入出力を備える。

 本体サイズは220×505×562mm(同)、重量は9.15kg。

PC-V1020BPC-V1020APC-V1020R

(2010年 9月 16日)

[Reported by 劉 尭]