GfK調査、2010年上半期は15型超ノートとデスクトップが好調
~ディスプレイはフルHDが7割を超える

8月12日 発表



 ジーエフケーマーケティングサービスジャパン株式会社は12日、2010年上半期の家電およびIT市場の販売動向を発表した。

 これによるとPC出荷台数は、前年同期比6%増の766万台となった。リテール市場は個人の買い換え需要が進み同3%増。中でも15型超のスタンダードノートPCとデスクトップPCが牽引したという。一方、ネットブックは減少傾向が続いており、ノートPC内の構成比は2009年の23%から12%に半減。リセラー市場もスクール・ニューディール政策特需と企業のリプレース需要の本格化で10%の伸びを示した。

 ディスプレイの出荷台数は同1%増の208万台。リテール市場は14%減だったが、企業向けPC販売の復調に伴い、リセラー市場が7%増となり、市場全体を底上げした。製品構成としては、1,920×1,080ドットのフルHD対応比率が7割に達するとともに、23型クラスのシェアが伸びた。

 このほか、デジタルカメラが2年ぶりのプラス成長。TV、レコーダ、携帯電話なども好調。特にエコポイント対象製品は、4月の制度改正前の駆け込み需要などから大きく伸びた。

(2010年 8月 12日)

[Reported by 若杉 紀彦]