日本ヒューレット・パッカード株式会社は、デスクトップおよび液晶一体型PCの夏モデルを6月17日より順次発売する。価格はオープンプライス。
●低価格ミニタワーPC「p6000」直販モデルは、Celeron 450(2.20GHz)ベースの「p6420jp/CT」では29,820円から、Core i3-540(3.06GHz、ビデオ機能内蔵)ベースの「p6440jp/CT」でも39,900円からと、最小構成時の価格を抑えていることが特徴となっている。
p6420jp/CTの最小構成時の仕様は、Celeron 450、G43チップセット(ビデオ機能内蔵)、1GBメモリ、250GB HDD、DVD-ROMドライブ、対応OSはWindows 7 Home Premium(32bitまたは64bit選択)。p6440jp/CTは、CPUがCore i3-540でIntel H57 Expressチップセットになるが、それ以外の仕様は共通となる。いずれも本体サイズは、約165×410×365mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約9.6kg。
店頭モデルにはCeleronモデルはなく、H57チップセットベースの3機種が用意される。Core i3-540ベースの「p6550」の価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6万円前後。主な仕様は、4GBメモリ、500GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 7 Home Premium(32bit)など。
●IntelとAMDのプラットフォームが選べる「s5000」「s5000」。ディスプレイは別売 |
スリムPCの筐体で、IntelとAMDの両方のプラットフォームが用意される。
直販モデルの「s5430」はAMDプラットフォームで、39,900円から。最小構成時の仕様は、Athlon II X2 220(2.80GHz)、760Gチップセット(ビデオ機能内蔵)、2GBメモリ、250GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 7 Home Premium(32bitまたは64bit選択)など。本体サイズは、約105×389×308mm(同)、重量は約6.9kg。
「s5450」はIntelプラットフォームで、49,980円から。最小時の仕様はCore i3-540とH57チップセットになる以外は、s5430と共通。
店頭モデルはIntelプラットフォームのみで3機種が用意される。店頭予想価格は15万円~22万円前後の見込み。
●Core i搭載で液晶もLEDバックライトになった「All-in-One」液晶一体型の「All-in-One PC」は、21.5型の「PC 200」が強化され、CPUにCore iが選べるようになった。
直販モデルの「200-5140jp」は、Core i5-650(3.2GHz)、4GBメモリ、GPUにGeForce G210、640GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 7 Home Premium(32bit)など。また、21.5型非光沢液晶はLEDバックライトに改良された。直販価格は119,910円。店頭モデルもCore i3/5搭載となり、店頭予想価格は10万円~16万円の見込み。
「PC 200」 | 「MS200」 |
18.5型の「MS200」は、OSがWindows 7 Professional(32bit)となり、CPUがAthlon II X2 260u(3.2GHz)に強化された。直販モデルの「MS230jp」は、4GBメモリ、320GB HDD(7,200rpm)、DVDスーパーマルチドライブなどの仕様で、69,800円から。
店頭モデルの「MS231jp」は、HDDが500GBとなり、Office Personal 2010がプリインストールされる。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は99,800円前後。
●タッチスマートPCは小改良タッチパネル液晶が特徴のボード型PC「HP TouchSmart PC」は、TouchSmartソフトウェアにTwitter機能を追加するなどの改良が加えられた。ハードウェア面では、大きな変更はなく、CPUの強化が中心となっている。
AMDプラットフォームのTouchSmart PC 300の直販モデルにAthlon X3 405e(2.3GHz)を搭載した「300-1230jp」を追加。価格は119,910円から。
IntelプラットフォームのTouchSmart PC 600の店頭モデルに、Core i7-820QM(1.73GHz)搭載の「600-1290jp」を追加。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25万円前後。
「PC 300」 | 「PC 600」 |
(2010年 6月 18日)
[Reported by 伊達 浩二]