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株式会社東芝は、OSにAndroidを搭載した“クラウドブック”「dynabook AZ」を8月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円台半ばの見込み。
プラットフォームとしてAndroid 2.1を搭載し、クラウドサービスやWebアプリケーションの利用を前提とした薄型軽量な端末。PCと同じ大画面と入力しやすいキーボード、そしてスマートフォンに備わるクイック起動や長時間バッテリ駆動などの特徴を持ち合わせ、同社では“クラウドブック”と呼んでいる。
CPUは、ARMをベースとしたデュアルコアのNVIDIA製Tegra 250(1GHz)を採用し、マルチメディア性能を高めた。バッテリ駆動時間は、動画再生時で約7時間、アイドル時で約48時間、スタンバイ時で約180時間を実現した。
内蔵アプリケーションは独自のランチャー「TOSHIBA Home Menu」をはじめ、マルチメディアプレーヤーの「TOSHIBA Media Player」、オフィスアプリケーション「Documents To Go Basic Edition」、リモートデスクトップ「MISTSingleClick Connect」、ファイル管理「Evernote」、辞書ソフト「旺文社 新英和中辞典、和英中辞典、国語辞典、現代カタガナ語辞典」など。ほかのアプリに関しても今後追加提供して行く予定。
メモリは512MBで、ストレージは16GBのフラッシュメモリ、液晶は1,024×600ドット表示対応の10.1型ワイドディスプレイを搭載。ポインティングデバイスはタッチバッドで、タッチスクリーンには非対応。通信インターフェイスはIEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 2.1+EDRなどを備える。
インターフェイスは、USB 2.0×2(うち1基はminiB)、HDMI出力、SDカードスロット、130万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。本体サイズは約262×189.8×12~21mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約870g。
(2010年 6月 21日)
[Reported by 劉 尭]