NECエレクトロニクス株式会社は5日、米Western DigitalとUSB 3.0の普及促進を目的とした協業を開始したと発表した。

　協業の第1弾として、USB 3.0の新プロトコルドライバを共同開発。USB 2.0までのBulk Only Transfer(BOT)規格の性能限界を改善するため、USB Attached SCSI Protocol(UASP)に準拠した同社製USB 3.0ホストコントローラ「μPD720200」用ドライバを開発。UASPはUSB 3.0向けに開発されたマスストレージ向けの規格で、BOT規格と比較してデータ転送速度を30%向上しているという。

　また、UASP準拠のLSIメーカー向けに、新開発のドライバをライセンス供与するNECエレクトロニクスのライセンスプログラムを同時に提供する。