米NVIDIAが17日にミッドレンジ向けGPU「GeForce GT 240」を発表したことを受け、カードメーカー各社が搭載製品を発表した。独自ファン採用やファンレス仕様、GDDR5やDDR3メモリ採用など、多彩な製品が登場する。

　GeForce GT 240は、GT200アーキテクチャを採用し、SP数は96基、コアクロックは550MHz、SPクロックは1,340MHz。メモリは1.8GHz DDR3、2GHz GDDR3、3.4GHz GDDR5などに対応し、512MBか1GBを搭載可能。メモリインターフェイスは128bit。ディスプレイインターフェイスはDVI、ミニD-Sub15ピン、HDMI。詳細な仕様は関連記事を参照(関連記事1/関連記事2)。

　以下より各社の製品を紹介するが、特に言及していない場合、クロックやインターフェイスなどは上記リファレンスに準じる。

　玄人志向は、ファンとメモリの違いで6モデルをラインナップ。最廉価モデル「GF-GT240-E512HD/D3」は、512MB DDR3メモリと2スロット内循環ファンを搭載する。既に発売済みで、店頭予想価格は9,800円前後の見込み。最上位モデル「GF-GT240-E1GHD/D5/AC」は、1GB GDDR5とArctic Cooler製の2スロット内循環ファンを搭載。11月下旬発売で、店頭予想価格は13,000円前後の見込み。

　エムヴィケーはGalaxy製のオリジナルファンを搭載した「GF PGT240」シリーズ3モデルを発売。店頭予想価格は、512MB GDDR3搭載モデルが11,000円前後、1GB DDR3搭載モデルが12,000円前後、512MB GDDR5を搭載しクロックを3.6GHzにオーバークロックしたモデルが12,000円前後の見込み。

GF-GT240-E1GHD/D5/AC	GF PGT240シリーズ

　アスクはZOTAC製の6モデルを18日より順次発売。ファンレスの「ZONE Edition」は、DDR3 1GB(1,580MHz)を搭載し、店頭予想価格は11,500円前後の見込み。オーバークロックモデル「AMP Edition」は、512MB GDDR5を搭載し、コアが600MHz、メモリが4GHz。店頭予想価格は12,500円前後の見込み。最廉価モデルは512MB DDR3を搭載し、店頭予想価格は9,600円前後の見込み。

ZONE Edition	AMP Edition

　エルザジャパンは、1スロット/ロープロファイル仕様の「ELSA GLADIAC GT 240 LP DDR3 1GB」を11月下旬に発売。店頭予想価格は13,000円前後の見込み。DDR3 1GBを搭載し、クロックは1,580MHz。ほか、512MB GDDR5を搭載した「ELSA GLADIAC GT 240 DDR5 512MB」を同時発売。店頭予想価格は12,000円前後の見込み。

ELSA GLADIAC GT 240 LP DDR3 1GB	ELSA GLADIAC GT 240 DDR5 512MB

GV-N240D5-512I

　株式会社リンクスインターナショナルはGIGABYTE製の、オリジナルファンを搭載した「GV-N240D5-512I」を21日に発売。店頭予想価格は12,500円前後の見込み。メモリは512MBのGDDR5。