株式会社ジャストシステムは29日、同社の創業者である浮川和宣氏と浮川初子氏が、取締役を辞任したと発表した。
浮川和宣氏は代表取締役会長、浮川初子氏は取締役副会長を務めていた。辞任は両氏の申し入れによるもので、理由は「一身上の都合により」としている。
ジャストシステムは、6月25日に福良伴昭氏が代表取締役社長に就任している。リリースでは、「新社長のもと、業務活動を推進しており、今後も業績の回復を目指して全社一丸となって邁進してまいります」としている。
ジャストシステムは、4月に株式会社キーエンスからの出資を受け入れ、キーエンスが筆頭株主となっている。また、5月に発表した平成21年度決算で約18億円の損失を計上するなど、数年にわたり赤字の状態が続いている。
(2009年 10月 30日)
[Reported by 伊達 浩二]