日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)は13日、回転数が15,000rpmの3.5インチHDD「Ultrastar 15K600」と、2.5インチHDD「Ultrastar C15K147」シリーズを出荷開始した。
いずれもエンタープライズ向けの「Ultrastar」シリーズに属するモデル。回転数は15,000rpm、MTBF(平均故障間隔)は160万時間と、高速性と長寿命を謳う。
また、RVS(Rotational Vibration Safeguard)技術を搭載し、HDDが複数台搭載されたシステムで発生する振動に対して、HDDの性能を維持できるという。さらに、TCGが提唱する「Enterprise A Security Subsystem」仕様に準拠した暗号化機能を備える。
15K600の主な仕様は、容量が300GB/450GB/600GBの3種類、平均シークタイム(リード)が3.4ms、持続転送速度が119~198MB/sec、バッファ容量が64MB、耐衝撃性が250G(2ms)、騒音が37dB。インターフェイスは6Gbps SASまたは4GbpsのFCAL。本体サイズは101.6×146.2×25.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量が約750g。
C15K147の主な仕様は、容量が73GB/147GBの2種類、平均シークタイム(リード)が3ms、持続転送速度が116~159MB/sec、バッファ容量が64MB、耐衝撃性が300G(2ms)、騒音が29dB。インターフェイスは6Gbps SAS。本体サイズは70.1×100.5×14.8mm(同)、重量は約225g。
(2009年 10月 13日)
[Reported by 劉 尭]