オリンパス、低域の録音を強化したリニアPCMレコーダなど

Linear PCM Recoder LS-11

9月11日 発売
オープンプライス



 オリンパスイメージング株式会社は、非圧縮録音対応のリニアPCMレコーダ「Linear PCM Recoder LS-11」、ボイスレコーダ「Voice-Trek DS-750]、「同DS-700」を9月11日に発売する。価格は全てオープンプライスで、店頭予想価格は順に5万円前後、2万円台前半、2万円前後の見込み。

●Linear PCM Recoder

 LS-11は、96KHz/24bitのリニアPCM録音が可能なレコーダ。従来のLS-10からマイクの低音域周波数特性を改善し、60Hz~20KHzの周波数特性を実現。バランスの良い重みのある音質で録音を可能にした。

 マイクはアルミの削り出し筐体により低ノイズを実現。また、開口部の形状の工夫と、マイクユニットを90度外側に向けた配置により、自然で広がりのあるステレオ感と中抜けのない録音が可能という。

 このほか、LS-10から内蔵メモリを8GBに拡大し、96KHz/24bitのリニアPCMで約3時間50分の録音が可能。ほか、低消費電力化により従来よりバッテリ駆動時間が40%延び、約22.5時間の録音が可能。SDHC対応のSDカードスロットを備え、容量の増設が可能。

 録音形式はリニアPCM/MP3/WMA。PCとの接続インターフェイスはUSB。PCからはマスストレージクラスとして認識されるほか、USBマイクとしても利用できる。対応OSはWindows XP/Vista、およびMac OS X 10.4.11以降。電源は単3形アルカリ電池×2、またはニッケル水素電池×2(別売り)、ACアダプタ(別売り)。

 本体サイズは48×131.5×22.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は165g(電池含む)。リモコン、キャリングケース、ストラップなどが付属する。

●Voice-Trek
DS-750(左)、DS-700(右)

 DS-750とDS-700は、Voice-Trekシリーズの最新モデル。新規設計のマイクアンプ回路により、ライン入力時で40Hz~23KHzの広周波数特性を実現した。また、内蔵マイクの周波数特性も改善し、バランスのある録音が可能という。録音形式は44.1/48KHzの16bit非圧縮形式をサポートした。

 また、単4形ニッケル水素電池を2本同梱し、電池を取り出さずにUSB経由で充電できる機能を新たに追加。DS-750ではmicroSDスロットを備え、容量の増設が可能。

 録音形式はリニアPCM/MP3/WMA。PCとの接続インターフェイスはUSB。対応OSはWindows、Mac。容量は4GBで、記録時間はリニアPCMモードの48KHzで約5時間45分、WMAのモノラルLPモードで約1,080時間。電池による録音時間はニッケル水素電池利用時で約27~41時間(モードによる)。

 本体サイズは38.9×110×16mm(同)、重量は84g(電池含む)。イヤフォン、ストラップ、ケースなどが付属する。


(2009年 8月 19日)

[Reported by 劉 尭]