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Office Onlineに共同編集中のチャット機能が実装

~Microsoft、Office 365関連サービスをアップデート

 米Microsoftは25日(米国時間)、公式ブログにて、5月に行なわれたOffice 365のアップデート内容について紹介した。

 新機能の1点目は、Webブラウザ上でWord/Excel/PowerPoint/OneNoteが利用できるOffice Onlineに、チャットボタンが追加された。

 これは従来から搭載している、複数人によるファイルの同時編集機能を拡張するもので、サイドペインのチャットで会話しながら、リアルタイムでファイルを編集できるというもの。

 またSkype for Businessの機能がWeb版のOutlookに統合され、同じくサイドペインでSkypeチャットを行ないながら、メール処理やカレンダーの操作が可能となった。

Word Onlineでのチャット利用
OutlookにSkype for Businessが統合

 2つ目はOutlook関連で、ウェアラブル端末用OS「Android Wear」にウォッチフェイスが実装された。従来よりメールの受信通知や定型文または音声による返信が可能だったが、ウォッチフェイスにより画面からメールや予定が確認可能になる。

Andoird Wear用のOutlookウォッチフェイス

 Outlook for iOS/Andoridでは、OneDriveとSkype for Businessとの連携が強化され、より簡単にOneDriveのファイルリンクをメールに添付可能となったほか、Outlookアプリのイベント詳細ページからSkypeミーティングへの参加処理が可能になった。

Outlook for iOS/Andoird

 そのほか、OneDriveのファイル共有、コラボレーション機能の強化、SharePointのUI刷新、Visio ProにてAutoCAD 2013/2010で作成したファイルを読み込めるようになるなどの機能が追加されている。

(佐藤 岳大)