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OCZ、東芝製15nm NAND採用で50%高速化したSSD

「Trion 150」

 株式会社東芝傘下のOCZ Storage Solutionsは11日、製品説明会を開催し、エントリー向けSATA SSD「Trion 150」シリーズと、ハイエンドユーザー向けのM.2 SSD「RevoDrive 400」シリーズの2モデルの国内での展開を発表。同社でマーケティングディレクターを務めるAlan Chang氏がそれぞれの製品について説明を行なった。

東芝製15nm NANDに移行した「Trion 150」

Trion 150の上面
側面のインターフェイス部
背面
製品説明を行なったOCZ Storage Solutionsでマーケティングディレクターを務めるAlan Chang氏

 「Trion 150」は、昨年(2015年)7月に発表されたTrion 100の後継モデルとなり、同じく東芝製のTLC NANDフラッシュを搭載する。製造プロセスは19nmから15nmへと縮小されたほか、キャッシュのアルゴリズムの改良などで、シーケンシャルとランダムアクセスのスループットが向上した。スペックシートでの性能は変わらないものの、Chang氏によればファイルの転送といった実際の使用状況で性能差を実感できるとしており、50%の速度向上を謳う。

前世代のTrion 100から50%の高速化を謳うが、リード/ライトの数値上の性能は同じ。ファイル転送などの実利用で違いが出るという
OCZではTrion 150をエントリーモデルと位置付けており、HDDからのリプレースに最適であると訴求する
Trion 150の特徴一覧

 容量は120GB/240GB/480GB/960GBの4種類をラインナップし、来週末に発売予定。価格はオープンプライスで、予想価格は不明だが、Triton 100とほぼ同等価格で、他社に対して競争力のある価格設定が適用されるとのことだった。

【表1】Trion 150のスペック
120GB 240GB 480GB 960GB
シーケンシャルリード 550MB/sec
シーケンシャルライト 450MB/sec 520MB/sec 530MB/sec
ランダム4Kリード 79,000IOPS 90,000IOPS
ランダム4Kライト 25,000IOPS 43,000IOPS 54,000IOPS 64,000IOPS
自社および他社製品との機能比較
こちらは性能比較の表

 また、Trion 150は昨年から日本でのサービスが開始された「シールド・プラス保証」が付帯されており、日本での代理店保証などとは別に設けられている。SSDが故障した場合などに、返信用の伝票と一緒に故障製品を送れば新品に交換してくれるというもので、ユーザー側の送料負担などはなく、SSDのシリアル番号さえ分かればレシートも不要。Webフォームからの手続きですぐに新品が発送され、故障品がメーカー側に届くまで待たされるといった煩わしさから解放されるとしている。ただし、申請フォームの日本語対応がなされておらず、ユーザーは英語で必要事項を記入する必要がある。

Trion 150は故障時にすぐに新品と交換できる「シールド・プラス保証」に対応する

CES 2016で展示されたNVMe M.2 SSDの「RevoDrive 400」も発売

実機はなかったもののNVMe対応M.2 SSDの「RevoDrive 400」も発表された

 続いて今年(2016年)のCESで展示されたM.2インターフェイスを採用するNVMe SSD「RevoDrive 400」も合わせて発表し、日本での発売が明らかとなった。Chang氏によれば、ターゲット層はエンスージアストやアーリーアダプタ、そしてゲーマーで、同社のハイエンドモデルとして展開していく。

 国内では4月に出荷開始予定で、価格はオープンプライス。Triton 150同様に競合製品に対して競争力のある価格に設定したいとのことだったので、SamsungのNVMe対応M.2 SSDで「950 PRO」に近い価格になると思われる。ちなみに950 PRO発表時の512GBモデルの価格は349.99米ドルだった。RevoDrive 400はM.2だけでなく、PCI Express x4のアドオンカード版も別途用意する。

 NANDはTrion 150と同じく東芝の15nm世代を採用。記録方式はMLCで、おそらく2bit式だ。同社が買収したIndilinxとAvago Technologiesが買収したPLX Technologyが最適化作業に関わっているという。

RevoDrive 400はTrion 150と同じ15nm設計だが、TLCではなくMLCとしているので、おそらく2bit記録と予想される
海外メディアのTom's Hardwareのレビュー評価が引用され、コストパフォーマンスと性能で他社製品を上回ると、RevoDrive 400をアピール

(中村 真司)