ニュース

ゲームクラッシュバグを修正したWindows 10 Previewビルド14251

~ビルド番号がモバイル版と同じに

 米Microsoftは27日(現地時間)、Windows Insider Previewビルド14251をFast Ring向けに公開した。

 前回のビルド11102からビルド番号が大きく飛躍しているが、これはコード的に大きな変更があったわけではなく、現在平行して開発が進められているモバイル版と数字を合わせるためのもの。Windows 10とWindows 10 Mobileはコア部分が共通化されており、今後はビルド番号も同期させて開発が行なわれていく。

 変更内容としては、11102で既知の問題とされていた、ゲームプレイ時にウィンドウモードからフルスクリーンモードに変更した際や、解像度を変更した際などにゲームがクラッシュしたり、表示が固まったりといった問題を修正。また、ナレーターや拡大鏡、サードパーティ製の操作支援系アプリがクラッシュする問題、DPIが175%の場合にファイルエクスプローラーが頻繁にクラッシュする問題などを改善した。

 一方、アクションセンターに接続ボタンが出ない(Win+Pを押して、ワイヤレスディスプレイに接続をクリックで回避可能)、メモリ管理システムの変更の影響によるアプリの定期的なクラッシュやエラー(システムの再起動で回避可能)、EdgeでF12開発者ツールが使えないといった問題が確認されている。

 なお同社は、モバイル版について、同社のLumia 950/950 XL/550以外への端末へも近いうちにWindows 10アップグレードを開始するという。

(若杉 紀彦)