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5ドルのボードコンピュータ「Raspberry Pi Zero」
(2015/11/30 13:22)
英Raspberry Pi Foundationは26日(現地時間)、5ドルのシングルボードコンピュータ「Raspberry Pi Zero」を発売した。
同財団はこれまでも20~35ドルのシングルボードコンピュータを投入してきたが、それでも入門者にはハードルがある価格だったとし、更に低価格化を図ったモデルとなる。ボードのサイズは65×30×5mm(幅×奥行き×高さ)で、シリーズ最小となっている。
SoCにはBCM2835(1GHzのARM11コア)を採用し、初代のRaspberry Pi 1と比較して40%高速としている。また、512MBのLPDDR2メモリ、microSDカードスロット、Mini HDMI出力(1080p/60Hz対応)、Micro USB×2(電源およびデータ)、40ピンのGPIOなどを搭載する。
OSはRaspbianが利用でき、これまでのアプリケーションがそのまま動作。英国向けの雑誌「MagPi」に無料でバンドルされる。また、Mini HDMI→HDMI変換アダプタ、Micro USB→USB A変換ケーブル、およびGPIO用ピンヘッダもオプションで(4ポンド)用意される。
セット品も用意されるが、いずれも公式直販サイト「SWAG Store」では既に売り切れとなっている。