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Intel、最大5GB/secのデータセンター向けNVMe SSD
~前モデルとの性能比は約2倍に向上
(2015/9/24 15:19)
Intelは23日(現地時間)、データセンター向けの超高速ストレージとして、SSD「P3608」を発表した。
P3608は、2014年に発売の「P3600/3700」の後継となるデータセンター向けSSD。SATAやSASといった従来のプロトコルよりも高速なNVM Express(NVMe)プロトコルを採用し、NVMeコントローラを2基搭載することで超高速な転送速度を実現した。
容量ラインナップは1.6TB、3.2TB、4TBで、最大2TBまでのP3600から最大容量が2倍となった。前モデルと異なり、2.5インチタイプは提供されず、PCI Express 3.0 x8接続の拡張カードタイプのみ提供される。搭載NANDフラッシュはIntel製20nm HET-MLC。
1.6TBモデルの最大シーケンシャルリードは5,000MB/sec、同ライト速度は1,600MB/sec、4Kランダムリード/ライトが850,000/150,000IOPS。レイテンシはシーケンシャルリード/ライトともに20μsecで、ランダムリード/ライトが120/30μsec。
Intelではシーケンシャルリード2,800MB/sec、4Kランダムリード/ライト450,000/150,000IOPSのP3700シリーズと比較して、最大2倍の性能向上を謳う。
同社では本製品について、リアルタイム解析やHPC(High-Performance Computing)などに利用されるクラウドサービスを提供する、高いストレージ性能を必要とするデータセンターに最適としている。
容量 | 1.6TB | 3.2TB | 4TB |
---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 5,000MB/sec | 4,500MB/sec | 5,000MB/sec |
シーケンシャルライト | 2,000MB/sec | 2,600MB/sec | 3,000MB/sec |
ランダム4Kリード | 850,000IOPS | ||
ランダム4Kライト | 150,000IOPS | 80,000 IOPS | 50,000 IOPS |
ランダム4K 70/30 リード/ライト | 300,000IOPS | 165,000IOPS | 150,000IOPS |
ランダム8Kリード | 500,000IOPS | ||
ランダム8Kライト | 60,000IOPS | 36,000IOPS | 28,000IOPS |
ランダム8K 70/30 リード/ライト | 160,000IOPS | 80,000IOPS | 75,000IOPS |
耐久性(総書き込み量) | 8.76PB | 17.52PB | 21.9PB |