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パラレルス、Windowsをよりシームレスに利用できるMac用仮想化ソフト最新版

「Parallels Desktop 10 for Mac」

 パラレルス株式会社は、Mac用仮想化ソフトの最新版となる「Parallels Desktop 10 for Mac」の国内販売を発表。従来バージョンユーザー向けのアップグレード版を8月20日、新規ユーザー向けの通常版を8月26日に発売する。

 価格は通常版が8,500円、USB版が9,500円、アカデミック版が6,000円。Parallels Desktop 8および9を対象にしたアップグレード版は5,300円。このほか、5ライセンス版も30,000円で用意される。

 新バージョンでは、仮想マシンの性能やディスク容量などを自動的に最適化するようになったほか、Control Centerと呼ばれる仮想マシンや構成の管理などを行なう新たな設定画面を用意。Macで設定したオンラインストレージサービスやSNSなどの各種アカウントを仮想Windowsマシン上でそのまま利用したり、WindowsアプリケーションをMacのLaunchpadに追加するなど、よりシームレスに利用できるようにもなっている。

 性能も改善され、Windows上で文書を開く速度を最大48%、Office 2013の起動を最大50%高速化したほか、仮想マシンのメモリ使用量は最大10%削減、バッテリ持続時間は最大30%延長されるとしている。

 対応OSはMac OS X Lion(10.7.6以降)/Mountain Lion(10.8.5以降)/Mavericks(10.9.3以降のほか、次期Mac OS XのYosemiteもサポートする。

Mac OS X(Mavericks)上で動作するWindows 8.1 Pro
新たに用意されるControl Center画面
仮想マシンの設定画面

(多和田 新也)