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オムロン、表情や年齢推定など10種類の人の状態を認識するカメラ搭載組み込み基板
~評価ソフトやUSB 2.0変換基板などをセットにした開発キットを発売
(2014/3/20 14:01)
オムロン株式会社は20日、搭載したカメラの画像を処理し、表情や年齢の推定、顔認証、手の検出など、10種類の状態認識機能を持つ組み込み向けの画像センシング基板「HVC」(Human Vision Components)の開発キットを発売した。価格は70,000円(税別)。
HVCは、同社が開発した画像センシング技術「OKAO Vision」に含まれるアルゴリズムと、カメラモジュールを一体化した基板。組み込まれている機能は、「顔検出」、「人体検出」、「性別推定」、「年齢推定」、「視線推定」、「顔向き推定」、「顔認証」、「表情推定(満足/不満足、真顔/喜び/驚き/怒り/悲しみ)」、「手検出」、「目つむり推定」の10種類。
OKAO Visionはこれまでソフトウェアのライブラリとして提供されてきたが、HVCは映像の取得から解析処理までを基板上で完結し、人の状態のデータを出力できるので、ホスト側機器のCPU性能に依存せずに利用できる。
動作電圧は5V。ホストとのインターフェイスはUART 3.3V。基板サイズは60×40×14.2mm(幅×奥行き×高さ)。開発キットには本体基板のほか、Windows 7対応の評価ソフト、PCとUSB 2.0接続するための変換基板などが同梱される。