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Microsoft次期CEOはクラウド&エンタープライズ部門のナデラ氏に決定

〜ビル・ゲイツ氏は会長を退任

サチャ・ナデラ氏
2月4日(現地時間)発表

 米Microsoftは4日(現地時間)、次期最高経営責任者(CEO)にサチャ・ナデラ氏を任命したことを発表した。

 ナデラ氏は1992年にMicrosoftに入社し、サーバー部門などを経て、直近ではBing、Xbox、Officeなどのクラウドインフラへの移行を指揮してきた技術畑の人物。

 また同社は、ビル・ゲイツ氏が会長職を退き、取締役会の創業者兼技術アドバイザーに就任し、ナデラ氏が技術および製品の方向性を形成していくのを支えながら、Microsoftにより従事していくことを発表した。代わって、会長には取締役会のジョン・トンプソン氏が就く。

 発表に合わせ、ビル・ゲイツ氏によるコメントがYouTubeにて公開された。内容は以下の通り。

 「サチャ・ナデラ氏がCEOに選ばれたことをうれしく思います。Microsoftは、我々が世の中にもたらすのに貢献したパーソナルコンピュータのビジョンに始まる長いイノベーションの歴史を持っています。ソフトウェア開発者がその上で開発を行なうことで成功にたどりつけるという我々のプラットフォームビジョンは、ソフトウェア産業全体を開花させました。我々はグラフィカルインターフェイスをもたらし、インターネットの利点を活用しました。市場の変化に伴い、我々はイノベーションを起こし、前進していく必要があります。その点において、サチャはこの時代において会社を率いていくために、適切なバックグラウンドを持っています。モバイルコンピューティングの世界には課題があり、クラウドの市場には機会があります。彼が従事してきたさまざまな事業領域において、彼はイノベーションをもたらし、アーキテクチャを統合し、顧客の要求に応えてきました。Microsoftにとっての機会はかつてないほど大きなものになっています。Officeを使って、インタラクティブな文書を作成し、それらをリッチな方法でセキュアにし、さまざまな種類の端末を繋げるクラウドのような新しいプラットフォームを創造するといったことです。私はサチャに新しい立場に立つことを依頼されうれしく思います。これによって、Microsoftに捧げる時間が増やせ、製品部門のスタッフと関わる時間を増やせます。次世代の製品を定義できることは非常な楽しみです。我々の前には多くの機会が待ち受けています。素晴らしいリーダーを迎えることができ、興奮しています」。

(若杉 紀彦)