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シリコンパワー、Thunderbolt接続の小型SSD「Thunder T11」

Thunder T11
12月中旬 発売

価格:オープンプライス

 シリコンパワージャパン株式会社は、Thunderbolt接続の小型SSD「Thunder T11」を12月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は29,800円前後の見込み。

 業界最軽量を謳うThunderbolt接続のSSD。本体サイズは74×62×15mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約65gと、一般的なポータブルストレージの3分の1のサイズと4分の1の重量を実現した。

 内部的にはmSATAフォームファクタのSSDを採用。容量は120GBで、最大転送速度はリードが380MB/sec、ライトが340MB/sec。ファンレス構造で、バスパワーで駆動し、30cmのThunderboltケーブルが付属する。

 対応OSはWindows XP/Vista/7/8、Mac OS 10.3以降、Linux 2.6以降。本体色はシルバーとブルーで、ピンクとライムグリーンも要望があれば対応できるとしている。

Thunder T11のカラバリ。ブルーは順次発売としているが、ピンクとライムグリーンに関しては要望があれば対応する
30cmのThunderboltケーブルが付属する

 4日に都内で開かれた記者会見では、台湾Silicon Power本社から来日したマイケル・チェン会長が同社の概要などについて説明。同社は2003年に創業して以来10年目となるが、これまで数々の賞を取得したことや、同社が台湾でこの10年間もっとも成長した企業であることをアピールした。

 また、中国ではなく台湾に工場を設けており、24時間出荷体制を整えていることや100%の出荷時バーンインテストを実施していること、世界各国に拠点を設けて各地域にローカライズした製品を用意できることも強調。現在2,000種類を超える製品を製造していることをアピールした。

マイケル・チェン会長
Silicon Powerの会社概要
同社のこれまでの軌跡
年間の平均成長率は20%で、この10年間で台湾でもっとも成長した企業となった
工場も台湾にあり、中国本土ではない
各国に拠点を設け、マーケティングやサポートなどのローカライズを行なっている
Silicon Powerのマーケティングの考え方
Silicon Powerの強み
Silicon Powerの製品群
デザイン賞も受賞した
これまでの数々の賞

 Thunderboltの製品担当をしているエリアル・リー氏は、T11の特徴を説明するとともに、2014年には同じくThunderbolt技術を採用した「T20」、「T30」、「T50」などの製品を用意すると説明。また2013年末にかけて、午年にちなんだUSBメモリ「F80」、「T03」や耐衝撃ポータブルHDD「Armor A30」、LEDが特徴的なUSB HDD「Stream S03」、Wi-Fi内蔵のSDカード「Sky Share S10」を日本でも発売するとした。

エリアル・リー氏
Thunder T11の概要
他社製品とのサイズ/重量比較
Thunder T11の主な機能と特徴
Thunderbolt対応製品として、2014年にはT20/T30/T50も用意する
午年にちなんだ「F30」USB 2.0フラッシュメモリ
やや異なるデザインの「T3」もある
耐衝撃ポータブルHDD「Armor A30」。ミリタリースペックに準拠
LEDが特徴的な「Stream S03」
Wi-Fi対応SDカードリーダ「Sky Share S10」

 説明会には、株式会社BCNでアナリストを務める道越一郎氏も招かれ、4K対応TVや高画素デジタルカメラ市場が好調であることを挙げ、ユーザーが扱うデータが大容量化することで、高速ストレージ市場に需要喚起が期待できるとした。

BCNアナリストの道越一郎氏
黒物家電市場は少しずつ回復基調となっている
スマートフォンのシェアの拡大
デジタルカメラは好調に推移している
1,800万画素以上のカメラの普及により、大容量データを取り扱う機会が増えた
ヘルメットにつけて動画を撮る、いわゆる「アクションカム」市場も好調

(劉 尭)