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ASUS、Snapdragon 800搭載になった「PadFone Infinity」

~5型スマホと10.1型タブレットとして利用可能

「PadFone Infinity」
9月17日(現地時間)発表

 台湾ASUSは17日(現地時間)、タブレットにもなるスマートフォン「PadFone Infinity」の新モデルを発表した。価格や発売時期は明確にされていない。

 PadFoneは、基本的にはスマートフォンだが、専用の液晶ドックに装着すると、スマートフォン側のプロセッサなどを利用し、タブレットにもなる一種の2-in-1デバイス。PadFone Infinityは2月にバルセロナで開催されたMobile World Congressで発表済みだが、上位のCPUを搭載し、カメラ周りなどをさらに強化した新モデルが追加された。

 詳細な仕様は公表されていないが、CPUはSnapdragon 600(1.7GHzクアッドコア)からSnapdragon 800(2.2GHzクアッドコア)になり、LTEは最大150Mbpsの帯域に対応した。液晶は既存モデルと同じで、スマートフォンは5型、液晶ドックは10.1型の1,920×1,080ドット(フルHD)IPSパネルを採用する。

 リリースの中で特に強調されているのがカメラ機能の強化で、イメージセンサーの画素サイズを動的に変更することで、感度を最大4倍に引き上げ、暗い場所でもフラッシュなしで撮影できるとしている。仕組みについては詳細が書かれていないが、おそらく縦横2マスの4つの画素を1画素として扱い、相対的に画素のサイズを大きくすることで光量を稼ぐ画素混合式と思われる。

 また、連写速度が毎秒8コマから12コマになり、Turbo Burstモードを利用すると、毎秒30コマの撮影が可能。さらに、Smart Removalモードを使うと、連写した写真から合成して、被写体の中で動いているものを自動的に抜き取ることができる。画素数は1,300万画素で、レンズF値は2.0。動画は、フルHDで30fps、720pで60fpsの撮影が可能。

 本体写真をみる限り、本体のデザインは変わっておらず、その場合のサイズは、スマートフォンが72.8×143.5×8.9mm(幅×奥行き×高さ)、液晶ドックが264.6×181.6×10.6mm(同)となる。

(若杉 紀彦)