NEC、1,600×900ドットIPS液晶などに一新した13.3型「LaVie M」
~世界最軽量Ultrabook「LaVie Z」にWindows 8搭載

LaVie M

10月26日より順次発売

価格:オープンプライス



 NECパーソナルコンピュータ株式会社は、13.3型ノートPC「LaVie M」、「LaVie Z」の2012年秋冬モデルを10月26日より順次発売する。価格はオープンプライス。OSはWindows 8 64bitで、Office Home and Business 2010を搭載する。

●LaVie M

 LaVie Mシリーズは筐体やスペックを一新。13.3型ながら3列テンキー付きキーボードや、天板に傷が付きにくいスクラッチリペアなどの特徴を継承しつつ、筐体の約5mmの薄型化、プロセッサや液晶などスペック面、開くと電源が入る「パネルオープンパワーオン」、ピークシフト機能、急速充電などの使い勝手といった点が強化されている。

 CPUは第2世代Coreから第3世代に強化され、ディスプレイは従来の1,366×768ドットから1,600×900ドットになりIPSパネルを採用した。このほか、HDDや光学ドライブの強化や、Bluetooth、Webカメラの追加などを行なった。デザイン面も変更され、液晶面がフラットになり、キーボードが光沢のある「クリスタライズキー」になった。

 上位の「LM750/JS」は、Core i7-3517U(1.90GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 1TB、Intel HM77 Expressチップセット、BDXLドライブ、13.3型1,600×900ドット液晶を搭載。店頭予想価格は15万円前後の見込み。

 下位の「LM550/JS」は、Core i5-3317U(1.70GHz、同)、メモリ4GB、HDD 750GB、DVDスーパーマルチドライブなどに変更し、店頭予想価格は125,000円前後の見込み。

 発売は11月1日。本体色はブレイズレッド、フラッシュホワイト、コスモブラックの3色。

ブレイズレッドフラッシュホワイトコスモブラック

 インターフェイスはUSB 3.0×2、USB 2.0、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDカードスロット、92万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

 バッテリ駆動時間はLM750/JSが約14時間、LM550/JSが約14.5時間。本体サイズは328.5×225.9×26.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量はLM750/JSが約1.9kg、LM550/JSが約1.88kg。

●LaVie Z
LaVie Z

 世界最軽量13.3型UltrabookのLaVie Zシリーズは、8月に夏モデルが発売されたため、OSのWindows 8化が主な変更点でハードウェアはほぼ同じ。発売は10月26日、店頭予想価格は上位の「LZ750/JS」が165,000円前後、下位の「LZ550/JS」が135,000円前後の見込み。

 なお、下位モデルは重量が約15g増加し、約890gとなっている。これは、ボトムケースがマグネシウムリチウム合金ではなくマグネシウム合金になっているため。本製品は発売から品薄が続いており、マグネシウムリチウム合金での生産が追いつかないことによる変更だとみられる。

(2012年 10月 19日)

[Reported by 山田 幸治]