米Hewlett-Packardは、中国・上海で行なわれたプレス向けイベント「Global Influencer Summit 2012」にて、持ち運び可能なインクジェット複合機「HP Officejet 150 Mobile All-in-One」を公開した。米国では6月に発売される予定で、価格は399ドル。
本体サイズが350×171×90mm(幅×奥行き×高さ)、重量が2.9kg(オプションバッテリ装着時3.1kg)と小型軽量なインクジェット複合機で、外出先でもスキャンやコピー、プリントを行なえるのが特徴。バッテリでの駆動も可能で、フル充電時で最大500枚のプリントが可能としている。
本体天板が給紙トレイと兼用になっているが、内部にタッチ操作可能な2.36型液晶ディスプレイを備える。また、Bluetoothを内蔵し、スマートフォンやPCなどから印刷できる。
印刷解像度は4,800dpi相当で、速度はモノクロ最大22ppm/カラー最大18ppm、ISO準拠ではそれぞれ5ppm/3.5ppmとなる。スキャン解像度は600dpiで、階調は24bit。プロセッサはAMR9コアで220MHz駆動となっている。
インターフェイスはUSB 2.0、PictBridge用USBポート、SDカードスロット、Bluetooth 2.0+EDRを備える。
●無線LAN対応の低価格インクジェット複合機も
そのほか、無線LAN対応で109ドルの低価格を実現した家庭向けインクジェット複合機「Photosmart 5520 e-All-in-One」を7月に発売する。
印刷解像度はモノクロが1,200×600dpi、カラーが4,800×1,200dpi相当で、速度はISO準拠でモノクロ11ppm/カラー8ppm。スキャン解像度は1,200×2,400dpi、スキャン階調が24bit。
インターフェイスはUSB 2.0、IEEE 802.11b/g/n対応無線LANを備える。本体サイズは444×545×143(同、収納時)、重量は5.05kg。
Photosmart 5520 e-All-in-One |
企業向けラインナップとして、レーザープリンタ「HP LaserJet Pro 400 M401n/M401dn/M401dw」、レーザー複合機「同MFP M425dn/M425dw」、「LaserJet Enterprise 500 MFP M425f/M525dn」、カラーレーザー複合機「同color MFP M575dn/M575f」を6月1日に世界で同時発売する予定。
価格は順に、299ドル、399ドル、499ドル、499ドル、529ドル、1,799ドル、2,099ドル、2,299ドル、2,699ドルとなっている。
さらに、ドキュメントスキャナ「HP Scanjet Enterprise 7000 s2」も5月9日より発売された。価格は1,099ドル。
HP LaserJet Pro 400シリーズ | HP LaserJet Pro 400 MFPシリーズ |
HP LaserJet Enterprise 500 MFPシリーズ | HP LaserJet Enterprise 500 color MFPシリーズ | HP Scanjet Enterprise 7000 s2 |
(2012年 5月 11日)
[Reported by 劉 尭]