リコー、容積が最大42%削減したインクジェットプリンタ

IPSiO SG 3100

1月19日 発売
価格:オープンプライス



IPSiO SG 2010L

 株式会社リコーは、インクジェットプリンタ「IPSiO」シリーズを一新し、3機種5モデルを1月19日に発売する。価格はすべてオープンプライス。対応OSはWindows 2000/XP/Vista/7/Server 2003/Server 2008、およびMac OS X 10.5以降。

 ラインナップおよび店頭予想価格は、上位の「IPSiO SG 3100」が31,800円前後、中位の「同SG 2100」が26,800円前後、下位の「同SG 2010L」が24,800円前後の見込み。SG 3100とSG 2100には安心3年保証付きモデルも用意され、店頭予想価格はそれぞれ1万円高い41,800円前後、36,800円前後となる。

 SG 3100は2009年5月に発売した「IPSiO GX e3300」、SG 2100は2009年12月に発売した「IPSiO GX e2600」の後継で、SG 2010Lは新たにシリーズへ投入される製品。SG 2010Lは増設給紙トレイやマルチ手差しフィーダー/Ethernet非対応で、3年保証モデルも用意されていないが、より低価格で提供される。

 新製品はいずれも凹凸の少ないスクエアデザインを採用し、従来機と比較して容積比で最大42%削減した。また、動作時の平均消費電力を約23.5Wとし、従来機から25%削減した。さらに、省エネモード時の消費電力も約0.98Wの低電力を実現した。

 機能面では、SG 3100が29ppm(両面印刷時は20ページ/分)、SG 2100/2010Lが25ppmと高速出力を実現。耐久面でもSG 3100が5年または15万ページ、SG 2100/2010Lが5年または10万ページとレーザープリンタ並みの耐久性を実現した。独自の「新レベルカラー印刷機能」を搭載し、原稿に応じて最適なインク濃度調節を行なうことで、モノクロ並みのコストで印刷を実現。SGシリーズではイラストなどのイメージ部の画質をさらに向上させた。

 SG 3100は両面印刷をサポートした高速モデル。一方SG 2100/2010Lは片面印刷のみ。解像度やインクなどはほぼ共通で、解像度が最大3,600×1,200dpi相当、インクはシアン/マゼンタ/イエロー/ブラックの4色GELJET。対応用紙がA4~A6、レター、はがきなど。給紙トレイの給紙枚数は250枚で、SG 3100/2100はオプションで100枚給紙可能なマルチ手差しフィーダー、および250枚給紙可能な増設トレイ(最大2段)を増設可能。

 インターフェイスはUSB 2.0とEthernet(SG 2010L除く)。本体サイズおよび重量は、SG 3100が399×437×213mm(幅×奥行き×高さ)/9.9kg以下、SG 2100/SG 2010Lが399×360×213mm(同)/9.3kg以下。


(2012年 1月 17日)

[Reported by 劉 尭]