アイ・オー、miniB-CAS採用の3波デジタルTVチューナ
~H.264トランスコーダ内蔵

GV-MVP/XS2W

6月上旬より順次発売

価格:16,485円~22,050円



 株式会社アイ・オー・データ機器は、長時間録画対応の3波デジタルTVチューナ3機種を6月上旬より順次発売する。

 これまで、miniB-CASカードによるデジタル放送の受信は地上デジタルのみだったが、2011年4月より衛星放送が受信できるminiB-CASが導入され、地上/BS/110度CSの3波チューナも小型化が可能になった。富士通のノートPC夏モデル「LIFEBOOK AH52/DA」付属の3波チューナがminiB-CASカードを採用している。

 今回の3製品はいずれもminiB-CASを採用。内蔵型は従来よりコンパクトになり、これまでPC内部側にB-CASカードスロットを備えていたが、新製品はブラケット部にminiB-CASカードスロットを備える。

 「GV-MVP/XS2W」は、PCI Express x1接続の内蔵型3波ダブルチューナ。発売は6月中旬、価格は22,050円。

 「GV-MVP/XS2」は、PCIe x1接続の内蔵型3波シングルチューナ。LowProfileブラケットが付属する。発売は6月上旬、価格は16,485円。

 「GV-MVP/XZ2」は、USB 2.0接続の外付け3波シングルチューナ。電源はUSBバスパワー。発売は6月上旬、価格は16,485円。本体サイズは約98×92×26mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約110g。

 対応OSはWindows XP/Vista(32bit)/7(32/64bit)。

GV-MVP/XS2GV-MVP/XZ2

 共通の特長として、富士通セミコンダクターのMPEG-4 AVC/H.264トランスコーダ「MB86H58」を搭載し、長時間録画に対応。BSデジタルの24Mbpsを約1.6MbpsのHR15モードにすると約15倍の長時間録画になる。

 視聴/録画ソフトは独自の「mAgicTV GT」。番組表は新たに最大1カ月分の予約ができるGガイドに対応(インターネット接続が必要)。このほか、録画番組のカット編集、DVD/BDのメディアやPSP/SD Videoへの書き出しにも対応する。

 また、iPhone、iPadへの配信機能を搭載。放送中または録画した番組を専用アプリ「TVPlayer」(iPhone用)、「TVStream」(iPad用)で視聴できる。ただし、配信できるデバイスは1台のみで、配信中はPCでの視聴/録画ができない。

(2011年 5月 18日)

[Reported by 山田 幸治]