エプソンダイレクトは、Linux向けデスクトップPC「Endeavor LX9000」にOS無しのモデルを追加した。
LX9000は、クライアント向けのLinuxを動作させるのに向いたPCで、従来は「Turbo Linux Client 2008 Basic」がプリインストールされていた。しかし、他のLinuxディストリビューションを使用するユーザーから、OS無しモデルの要望が多く、BTOの選択肢として追加された。
また、今回から、Canonicalが提供するテストプログラムを使用してセルフテストと結果の送付を行ない、UbuntuのReady PCプログラムに対応した。
基本構成価格は45,150円で、Turbo Linux版よりも4,200円安く設定されている。
製品保証はハードウェアのみで、添付ソフトはハードウェア診断ツールとクイックテックCDのみとなる。
なお、Windowsも動作するが、パッケージ版以外のインストールはライセンス条項に抵触するため不可となる。
主な仕様は、Celeron E3400(1.8GHz)、G41 Express+ICH7チップセット(ビデオ機能内蔵)、1GBメモリ、250GB HDD、DVD-ROMなど。インターフェイスは、USB 2.0×8、Gigabit Ethernet、ミニD-Sub15ピン、シリアルポート、PS/2×2、音声入出力などを備える。本体サイズは170×403×302mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約7.6kg。
(2011年 5月 17日)
[Reported by 伊達 浩二]