富士通株式会社は、モバイルノートPCの2011年夏モデルを5月19日より発売する。価格はオープンプライス。

　「LIFEBOOK PH」シリーズのCore i3搭載12.1型およびAMD Fusion APU搭載11.6型、ネットブック「LIFEBOOK MH」シリーズは2011春モデルを継続。12.1型LIFEBOOK PHの直販モデルは上位の新モデルが追加された。

　13.3型の「LIFEBOOK SH」シリーズは2モデルを発売。上位モデルが標準でメモリ8GBに強化されたほか、下位モデルはデザインを一新し、新色追加で3色展開になった。このほか、ACアダプタからの供給電力を低減するソフトウェア「ECO Sleep」を搭載し、ピークシフト設定ソフトウェアを配布する。

　上位の「SH76/D」は、軽量薄型のLEDバックライト液晶(高輝度/低反射)により、重量は約1.66kg、モバイル・マルチベイ構造の光学ドライブを外すと約1.52kgに軽量化できる。また、電源OFF/休止状態の充電完了時にACアダプタからの電力供給を抑制する「0ワットACアダプタ」を採用した。

　主な仕様は、Core i5-2520M(2.50GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 640GB、Intel HM65 Expressチップセット、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応13.3型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載し、店頭予想価格は180,000円前後の見込み。

　バッテリ駆動時間は約10.4時間、モバイル・マルチベイに装着するオプションの増設バッテリを使った場合は約14.2時間。本体サイズは321×228.5×24.2～32.3mm(幅×奥行き×高さ)。

　下位の「SH54/D」は、天板にグロスとマットを組み合わせたIMR処理を施したほか、ホワイト、ブラックに加えて、新色のルビーレッドが追加された。構成は、SH76/Dから、CPUをCore i3-2310M(2.10GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリを4GB、LEDバックライト液晶に変更し、店頭予想価格は150,000円前後の見込み。重量は約1.88kg。

シャイニーブラック	アーバンホワイト	ルビーレッド

　バッテリ駆動時間は約11時間、増設バッテリ使用時は約14.6時間。本体サイズは321×228.5×27.1～35.5mm(同)。

　インターフェイスはほぼ共通で、USB 3.0、USB 2.0×2、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、WiMAX、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、ExpressCard/54スロット、SDカードスロット、指紋センサー、30万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

　直販のカスタムメイドモデルでは、SSDやノングレア液晶、Blu-ray Discドライブ、アイソレーションキーボードなどを選択できる。

LIFEBOOK PH75/DN

　LIFEBOOK PH 12.1型は、店頭モデルと直販の下位モデルが2011春モデルを継続。直販の上位モデル「PH75/DN」が追加された。最小構成の価格は114,800円。

　これまでLIFEBOOK SH(旧BIBLO MG)シリーズで採用されていたモバイル・マルチベイに対応したのが特徴。光学ドライブや増設バッテリ、軽量化できるカバーなどを容易に付け替えられる。

　最小構成は、Core i3-2310M、メモリ2GB、HDD 320GB、Intel HM65 Expressチップセット、DVDスーパーマルチドライブ、1,280×800ドット表示対応12.1型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)などを搭載。

　カスタマイズは、Core i5-2520M、メモリ容量、HDD/SSD、Bluetooth 3.0追加、OS、Office、スティックタイプの軽量ACアダプタなどを選択可能。また、モバイル・マルチベイに装着できるプロジェクターユニットも用意される。

　インターフェイスは、USB 3.0×2、USB 2.0、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、WiMAX、ExpressCard/54スロット、SDカードスロット、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、200万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

　バッテリ駆動時間は、最大で約5.3時間、Lバッテリでは約12時間。本体サイズは282×215×29.9mm(同)、重量は通常バッテリで約1.3kg、Lバッテリで約1.42kg。