JEITA、2010年度の国内PC出荷は約10%増の1,043万台

4月27日 発表



 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は27日、2010年度第4四半期(2011年1月~3月)、および通期(2010年4月~2011年3月)の国内PC出荷実績を発表した。

 これによれば、2010年度第4四半期の出荷台数は前年比87.7%の273万3,000台、金額は前年比83.5%の2,308億円となった。

 通期の出荷台数は前年比109.7%の1,043万8,000台、出荷金額は同103.9%の9,206億円となった。このうち、デスクトップの出荷台数は前年比116.2%の324万8,000台、出荷金額は前年比107.7%の3,023億円、ノートの出荷台数は前年比107%の7,190万台、出荷金額は102.2%の6,184億円。構成比はノートPCが平均で68.9%となった。

 第3四半期までは概ね前年比100%を超える出荷台数だったが、第4四半期はSandy Bridge対応チップセットの不具合問題が全体的な売上減に繋がったとみられる。また、3月には震災による軽微な影響もみられた。

 地デジTVチューナ搭載PCの出荷台数は前年比177.8%の105万台と好調だった。

 なお、2010年度の自主統計参加会社は、アップルジャパン、NEC、オンキヨー、シャープ、セイコーエプソン、ソニー、東芝、パナソニック、日立製作所、富士通、三菱電機インフォメーションテクノロジー、ユニットコム、レノボ・ジャパンの13社で、デルや日本ヒューレット・パッカード、ASUSTeK、日本エイサーなどが含まれていない。

(2011年 4月 27日)

[Reported by 劉 尭]