米NVIDIAは7日(現地時間)、ハイエンド向けGPU「GeForce GTX 570」を発表した。米国での実売価格は349ドル。
先だって発表された「GeForce GTX 580」の下位に位置づけられる製品。本来16基あるStreaming Multiprosessorsの1基を無効にしている点で、「GeForce GTX 480」と似た仕様となるが、ROP数やメモリインターフェイスはGTX 480に劣る。一方で、クロックはGTX 480より高く、GTX 580で盛り込まれたアーキテクチャおよび回路の最適化なども受け継がれている。
主な仕様は、SP数が480基、グラフィックスクロックが732MHz、プロセッサクロックが1,464MHz。メモリは3,800MHz駆動、320bit接続のGDDR5を1,280MB搭載。テクスチャユニット数は60基、ROP数は40基。
プロセスルールは40nm。トランジスタ数は30億。TDPは219W。電源は6ピン×2。ヒートシンクは2スロット厚で、GTX 580と同じベーパーチャンバー方式を採用。インターフェイスはPCI Express x16で、3way SLIに対応する。ディスプレイインターフェイスは、デュアルリンクDVI-I×2、Mini HDMI。
GeForce GTX 470との性能比較 |
Radeon HD 5870、同6870との性能比較 |
2枚差し時のRadeon HD 5870との性能比較 |
DirectX 11タイトルでのRadeon HD 5870との性能比較 |
(2010年 12月 8日)
[Reported by 若杉 紀彦]