マウス、Android/Targa 2ベースのタブレット「LuvPad」をデモ
〜13日から秋葉原で実機も展示

LuvPad AD100

11月19日 出荷開始
直販価格:39,800円



 マウスコンピューターは、19日に出荷が開始されるタブレットコンピュータ「LuvPad AD100」の説明会を開催した。なお、実機は13日から東京の秋葉原ダイレクトショップで展示される予定。

 LuvPad AD100は、NVIDIA Tegra 250ベースの10.1形液晶タブレットで、OSはAndroid 2.2を搭載している。価格は39,800円で、11月4日に開始された予約分は完売しており、次回出荷は未定となっている。

 主な仕様は、512MBメモリ、静電容量式タッチパネル液晶(1,024×600ドット、LEDバックライト)、加速度センサー/光センサー内蔵など。インターフェイスは、USB 2.0×1、IEEE 802.11b/g無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、mini HDMI、micro SDカードスロット(最大32GB)など。バッテリ駆動時間は動画の連続再生で約8.5時間としている。

 本体サイズは、約169×260×13.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約750gで、基本的な大きさ/重さはiPadに近い。mini HDMI端子やmicro SDカードスロットなどインターフェイスが充実している点では、iPadより勝っている。

 公開された実機は、まだ最終的な製品ではなかったが、一般的な操作や動画再生はきわめて高速な印象だった。とくにOSの起動が速く、再起動した場合でも、ものの数秒で起動される。ただし、ユーザーインターフェイスに関する部分の調整が未完成な印象で、本体を回転させた状態で、表示の縦横切替を行なうと、縦から横、横から縦への切替が速すぎて思った状態に止めることが難しかった。デモンストレーションということで、高速性を誇示するために、操作系の待ち時間設定が速すぎたようだ。

NVIDIAやsimejiとの協力関係がわかる展示 2台の実機が展示された 本体は薄い
本体側面 反対側はAC入力とインターフェイス 本体背面
四隅はアールがかかり薄く見える ソフトウェアキーボードの例 Bluetoothキーボードによる入力デモ

 添付ソフトウェアは、日本語入力アプリケーションのsimejiのみで、とりあえず素材として提供された印象だ。会場では、simejiの機能を利用して、Bluetoothキーボードを接続して文字入力するデモも行なわれた。

 また、本体にあるmini HDMI端子を利用して外付けディスプレイに、LuvPad本体と同じ画面を表示するデモも行なわれた。この時点で、本体を回転させると、外付けディスプレイの画面も縦横位置が変化する。本体を180度回転させると、外付けディスプレイの画面は上下逆に表示される。

LuvPad最大の特徴ともいえる外付けディスプレイとの同時表示 LuvPad本体を傾けると、ディスプレイ側も縦位置で表示される LuvPadを180度回転させると、ディスプレイ側の画面は上下逆に表示される

 なお、Android 2.2は、本来スマートフォンを対象としているため、LuvPad AD100はAndroid Marketが使用できない。この点についてマウスでは、重要なモジュールや主要なソフトウェアについては、自社サイトからダウンロード可能にする方針を明らかにした。また、Andoroidタブレットを対象とするCamangi Marketなどの利用を案内している。

 LuvPad AD100、専用のFlashプレーヤーが必要となるが、こちらもTegra 2対応のモジュールを提供予定としている。会場では、Flashコンテンツも問題なく再生されており、近日中に提供される印象だった。

 マウスでは、いち早く、実機を出荷することにより、市場のフィードバックをもとに派生製品を展開したいとしている。また、ソフトウェアやソリューションベンダーとの協業など、ビジネス市場の開拓も目指すとしている。

 短時間ながら実機に触った印象では、処理速度の速さなどではWindows 7ベースのスレート形PCよりも可能性を感じさせる製品だった。現時点では、完成度の高さではiPadに及ばないが、Android 2.2やTegra 2の可能性を示すいう意味で、貴重なテストケースとなる製品だろう。

(2010年 11月 12日)

[Reported by 伊達 浩二]