日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)は10月5日、最大容量が750GBの9.5mm厚2.5インチHDD「Travelstar 5K750」、「同7K750」を発表した。前者は現在量産出荷中、後者は2011年第1四半期より量産出荷する。

　5K750は5,400rpm、7K750は7,200rpmの2.5インチHDD。1枚あたり375GBのプラッタを2枚採用することで大容量を実現した。また、同社として初めてセクターサイズを512B(512バイト)から4,096B(4KB)に拡張した「アドバンスドフォーマット」を採用し、記憶容量の向上と高密度におけるデータ信頼性を高めた。

Travelstar 7K750

　5K750は、容量が750GBのモデルほかに、640GB、500GBモデルも用意される。平均シークタイムは12ms、最大データ転送速度(メディ記録再生時)は996Mbps、バッファは8MB。消費電力はスタートアップ時が4.5W、シーク時が平均1.7W、リード/ライト時が平均1.4W、アイドル時が平均1.5W。騒音はシーク時が26dB、アイドル時が24dB。

　7K750も、容量が750GBのモデルのほかに、640GBと500GBモデルを用意。平均シークタイムは12ms、最大データ転送速度(同)は1,328Mbps、バッファは16MB。消費電力はスタートアップ時が5.5W、シーク時が平均2W、リード/ライト時が平均1.8W、アイドル時が1.7W。騒音はシーク時が27dB、アイドル時が25dB。

　いずれもインターフェイスはSATA 3Gbps。耐衝撃性は、動作時が400G(2ms)/225G(1ms)、非動作時が1,000G(1ms)。本体サイズは70×100×9.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5K750が102g、7K750が115g。連続稼動対応モデルも用意される。