株式会社ナナオは、キャリブレータを本体上部に内蔵した24.1型ワイド液晶ディスプレイ「ColorEdge CG245W」を4月9日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は209,790円。
スイング機構のキャリブレータ |
スイング機構を採用したキャリブレータを本体の上部に収納。これにより、上部のキャリブレーションを行なうことになるが、工場での調整時に、センサーの測定位置と画面中央の相関をとり、校正することで、精度の高いキャリブレーションを実現するという。
また、他のセンサーとのコレレーション機能を搭載し、基準としたい他のセンサーの測定結果に、内蔵センサーの測定結果を合わせることで、センサーを内蔵しないほかのColorEdgeシリーズとの色合わせが実現できる。
このほか、定期的に自動でキャリブレーションをする機能や、OSに依存しないハードウェアキャリブレーションをサポート。さらに、LEDバックライトつきの操作ボタンで、暗所での操作性を向上させたほか、ボタンのガイドをOSDで表示する機能を搭載。横/縦の表示に両対応した遮光フードが付属する。
機能面としては、画面の輝度や色度ムラを抑えるデジタルユニフォミティ補正回路、16bit内部演算処理、12bitの3Dルックアップテーブル、Rec709/EBU/SMPTE-C/DCIなどの放送規格に対応した色域とガンマを再現するモードなどを搭載する。
主な仕様は、解像度が1,920×1,200ドット(WUXGA)、最大表示色が約10億7,374万色(DisplayPort接続、DVI接続時は約1,677万色)、応答速度が13ms(中間色は5ms)、輝度が270cd/平方m、コントラスト比が850:1、視野角が上下/左右ともに178度。パネルはIPSで、AdobeRGBカバー率は98%。
インターフェイスは、DVI-I×2(HDCP対応)、DisplayPort。2ポートのUSB 2.0 Hubを備える。スタンドは上30度のチルト、左右172度のスイーベル、90度ピボット、および157mmの昇降機構を備える。本体サイズは566×242~256×396.5~553.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約10.1kg。
(2010年 2月 25日)
[Reported by 劉 尭]