ノートPCを毎日持ち歩くは9.9%。購入時は価格と処理速度を重視
~インクリメントPがアンケート


 インクリメントPは4日、自社サイト「MapFan Web」にて、ノートPCの購入に関するアンケート結果を公開した。

 10月28日~11月12日の18日間、Web上にて行なったアンケートで、有効回答数は11,237名。男女比は男性が87.3%と高く、年齢別では40代が32.9%で最多、次が50代で24.3%と、比較的高めの構成となっている。

 まず、ノートPCの購入予定については、「半年以内に購入予定」は7.9%に留まり、「時期は未定だが購入予定」が51.8%で過半数を占める。

 購入予定者(有効回答数:6,703名)のうち、ノートPCが欲しい理由は、「持ち運んで使いたい」が48.1%で最多。「PCが古くなった」が39.9%、「複数台を使い分けたい」が34.0%で続く。

 一方、購入予定がない(同4,535名)理由は、「予算がない」が57.7%と図抜けて高く、経済状況の影響が感じられる。

 欲しいメーカーは分散している。「ソニー」、「東芝」、「富士通」などの大手メーカーが上位だが、「工人舎」、「Brule」などモバイル専業メーカーの名も挙がっている。

欲しいメーカー (有効回答数:11,237名、複数回答可)【出典 MapFan Web】

 購入予定者のノートPCの利用場所は、「自室」が45.6%、「旅行先」が45.3%、「リビング」が39.0%で上位を占め、意外と持ち歩かれていない実態が現われている。

 別途、外出時にPCを持ち歩くかという設問でも、1位は「持ち歩かない」で45.7%と半数近くを占める。逆に、「ほぼ毎日持ち歩く」は9.9%に留まる。

 ノートPCの用途は、「ネット閲覧」が94.9%、「メール」が78.8%、「文書作成や表計算」が53.7%。外出先での用途に絞ると「仕事のメール」が66.5%、「仕事の文書閲覧作成」が63.7%、「仕事のインターネット閲覧」が59.0%で、「営業先でのプレゼンテーション」は21.3%に留まっている。なお、「特に使わないが念のために持ち歩いている」という回答も3.8%あった。

 ノートPC購入時に重視する点は、「価格」が83.9%、「処理速度」が70.6%、「バッテリー駆動時間」が53.9%。やはり価格が重視されているが、処理速度が駆動時間よりも重視されているのが注目される。

 なお、GPSロガーなどのGPSツールについても設問があった。「持っている」は8.8%に留まり、「興味はあるが持っていない」が66.9%と過半数を占めた。

(2009年 12月 4日)

[Reported by 伊達 浩二]