IBMのRoadrunnerが2期連続スパコン性能ランキング1位11月14日 発表 世界のスーパーコンピュータの性能上位500を集計する「TOP500」の32回目のランキングが14日に更新された。2期連続で1位は、IBMが製造し、米国資源エネルギー省(DOE)がロスアラモスに設置している「Roadrunner」で、性能は1.105PFLOPSだった。 2位はRoadrunnerに続いて1PFLOPS超を実現したオークリッジ国立研究所のCray製「Jaguar」で、性能は1.059PFLOSと僅差だった。トップ10の内、9つのシステムが米国内にあり、内7つのシステムはDOEが運用しているものとなった。唯一の米国外のシステムは上海スーパーコンピュータセンターの「Dawning 5000A」で、順位は10位、性能は180.6TFLOSP。 今回の500システムの内、379がIntel製CPU、60がIBM製CPU、59がAMD製CPUを採用。また、全体の内、336がクアッドコアCPU、153がデュアルコアCPUを搭載。システムの製造元としてはHPが209と、IBMの188より多いが、合計性能ではIBMがHPを大きく上回っている。 日本のシステムとしては、東京大学/筑波大学/京都大学の「T2Kオープンスパコン」が83TFLOPSで27位、東京工業大学の「TSUBAME」が77TFLOPSで29位にランクイン。NECの「地球シミュレータ」は74位となっている。 □TOP500のホームページ(英文) (2008年11月18日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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