株式会社PFUは、USB電源でも動作するドキュメントスキャナ「ScanSnap S1300」を11月21日に発売する。価格はオープンプライス。
PFUダイレクト価格は、ScanSnap S1300が27,800円、ファイリングソフト「楽2(らくらく)ライブラリパーソナルV5.0」とのセットが32,800円。
S1300は、ScanSnapシリーズの入門用途とモバイル用途を兼ねた性格を持つ新製品。従来のS300シリーズ同様にUSBバスパワーで動作し、外出時にも使用できる。S300シリーズは、Windows用とMacintosh用が別モデルとなっていたが、S1300では両対応となった。対応OSはWindows 2000/XP/Vista/7、Mac OS X v10.4以降。ただし、ドライバと名刺管理以外のソフトはWindows専用となっている。
一方で、上位機種のS1500に搭載されていた高度なスキャン機能を装備した。一例として、マーカー部分を自動検知し、OCR処理してキーワードとして登録する「インテリジェント・インデックス」(Windows/Mac)や、マーカーで囲った部分だけをPDF化する「インテリジェント・クロッピング」(Windowsのみ)などの機能を備える。
Windows専用ソフトとして、OCRソフト「ABBYY FineReader for ScanSnap V4.1」と「Scan to Microsoft SharePoint 3.3.5」を備え、Microsoft OfficeやMicrosoft SharePoint Serverとの連携が可能となっている。
原稿サイズは、A4またはリーガルで、最大10枚までADFで自動スキャンできる。スキャンスピードは、ACアダプタ使用時が毎分4枚、USBバスパワー使用時が毎分2枚(自動解像度モード)。最大解像度はカラー/グレーが600dpi、白黒が1,200dpi。
本体サイズは294×99×77mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.4kg。
蓋を開けた状態 | A4原稿スキャン時 |
(2009年 11月 16日)
[Reported by 伊達 浩二]