ソニーは、96kHz/24bitリニアPCMで録音可能なICレコーダ「PCM-M10」シリーズを10月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後の見込み。
音楽の録音をターゲットにした製品。非圧縮のリニアPCM方式と、独自の高音質/低ノイズ設計を採用したほか、低域から高域まで均一に集音できる全指向性マイクを採用し、音を忠実に記録できるという。
記録媒体は内蔵の4GBフラッシュメモリのほか、メモリースティック マイクロ(M2)とmicroSDHCに記録できる。同社製PCM対応ICレコーダとしてmicroSD/microSDHCへ初めて対応した。さらに、新たに「クロスメモリー録音」機能を搭載し、内蔵メモリとメモリカードを併用することで、CDと同等の音質(44KHz/16bit)で30時間の連続記録に対応する。
記録形式はリニアPCMが22.05kHz/44.1kHz/48kHz/96KHzで16bitまたは24bit(22.05KHz時は16bitのみ)、MP3が64Kbps/128Kbps/320Kbps。S/N比は87dB以上(24bit時)、最大入力音圧が123dBSPL(内蔵マイク)。WMAとAACの再生もサポートする。
入出力端子はマイク入力、ヘッドフォン出力(ラインアウト兼用)、ラインインで、いずれもステレオミニジャック。PCとの接続インターフェイスはUSB 2.0で、マスストレージクラスに対応する。
電源は単3形乾電池×2またはACアダプタ。本体サイズは62×21.8×114mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約187g。本体色はブラックとレッドの2種類のほか、直販限定でホワイトモデルも用意される。
(2009年 9月 28日)
[Reported by 劉 尭]