マイクロソフト、ボリュームライセンスユーザー向けWindows 7 日本語版を提供開始

8月9日 公開



 マイクロソフト株式会社は日本時間で8月9日、次期デスクトップOS「Windows 7 日本語版」の製品版を、ボリュームライセンスユーザー向けに公開した。

 ダウンロードはボリュームライセンスユーザー専用のダウンロードサイト「マイクロソフトボリュームライセンスサービスセンター」から行なえる。

 今回公開されたのは、インストール時点から日本語が利用できる「Windows 7 日本語版」で、8月7日に同英語版が公開されたのに引き続いて、2日遅れでの公開となる。

 すでに英語版が公開されている開発者向けサイト「MSDN」ではまだ日本語版は公開されていないため、製品版のWindows 7 日本語版がダウンロード可能になったのは、今回が初となる。

 日本語版のほか、中国語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語版についても、同時に公開となった。

ダウンロード可能な製品の内訳は、以下の通り(いずれも日本語版)

ファイル名ファイルサイズ(byte)内容
SW_DVD5_SA_Win_Ent_7_32BIT_Japanese_Full_MLF_X15-70850.ISO2,364,174,336Windows 7 Enterprise Edition x32 日本語フルインストール版
SW_DVD5_SA_Win_Ent_7_32BIT_Japanese_Upg_MLF_X15-72990.ISO2,364,192,768同アップグレードインストール版
SW_DVD5_SA_Win_Ent_7_64BIT_Japanese_Full_MLF_X15-70854.ISO3,103,090,688Windows 7 Enterprise Edition x64 日本語フルインストール版
SW_DVD5_SA_Win_Ent_7_64BIT_Japanese_Upg_MLF_X15-73148.ISO3,101,616,128同アップグレードインストール版
SW_DVD5_Win_Pro_7_32BIT_Japanese_Full_MLF_X15-71137.ISO2,364,526,592Windows 7 Professional Edition x32 日本語フルインストール版
SW_DVD5_Win_Pro_7_32BIT_Japanese_Upg_MLF_X15-73776.ISO2,364,516,352同アップグレードインストール版
SW_DVD5_Win_Pro_7_64BIT_Japanese_Full_MLF_X15-71141.ISO3,103,512,576Windows 7 Professional Edition x64 日本語フルインストール版
SW_DVD5_Win_Pro_7_64BIT_Japanese_Upg_MLF_X15-73672.ISO3,102,023,680同アップグレードインストール版

 いずれも、使用する際にはボリュームライセンスユーザー向け専用のプロダクトキーが必要となる。またパッケージ版のUltimate Editionと同等の機能を持つ「Enterprise Edition」を利用するには、ライセンス契約とあわせて、ソフトウェア・アシュアランス(SA)契約も必要となる。

 これらのプロダクトキーについては、同じく「ボリュームライセンスサービスセンター」において、1つのキーで複数のPCをアクティベーション可能な「マルチプルアクティベーションキー(MAK)」および、LAN内に専用のアクティベーションサーバーを設置し、インターネットに接続されていない環境でもアクティベーションが行なえる「キーマネジメントサービス(KMS)」キーの双方がすでに提供済みとなっていた。

マイクロソフトボリュームライセンスユーザー専用のダウンロードサイト。Windows 7日本語版を含め、全8言語版がダウンロード可能になったプロダクトキーは1つのキーで複数認証可能なMAKのほか、専用のサーバーによりLAN内で認証するKMSキーも提供済み

(2009年 8月 10日)

[Reported by 天野 司]