ソニー、同社初の10.1型ネットブック「VAIO W」
~1,366×768ドット液晶を搭載

VAIO W

8月8日より順次発売

価格:オープンプライス



 ソニーは、同社初の10.1型ネットブック「VAIO W」を8月8日より順次発売する。価格はオープンプライス。

 発売時期は本体色ホワイトの「VPCW119XJ/W」が8月8日、ピンクの「VPCW119XJ/P」が8月22日、店頭予想価格はいずれも6万円前後の見込み。本体色に合わせたキャリングポーチとUSBマウス(VGP-UMS30同等品)をセットにしたアクセサリーキットも用意され、店頭予想価格は5,000円前後の見込み。

 同社として初となるネットブックの新シリーズ。本製品からシリーズ名の「type」を無くし、「VAIO W」シリーズとシンプルになった。筐体は、フルーツやマカロンをモチーフにしたという丸みを持たせたデザインを採用。キーボードはVAIO type Pと同等のアイソレーションキーボードを搭載し、タッチパッドには全面に細かな模様が描かれている。

VAIO W ホワイトキーボードはVAIO type Pとほぼ同じ
細かな模様が描かれたタッチパッドキャリングポーチとマウスのアクセサリーキット
VAIO W ピンクキーボード
タッチパッドアクセサリーキット

 市場にあるネットブックとの差別化要素として、液晶ディスプレイに1,366×768ドットの高解像度パネルを搭載。ソフトウェアとして、DLNA対応のホームネットワークソフト「VAIO Media Plus」をプリインストールする。ただし、スペックの都合によりHD動画の再生と、「デジタル放送プラグイン」無しのためデジタルTV放送の再生ができない。

 主な仕様は、Atom N280(1.66GHz)、メモリ1GB、HDD 160GB、Intel 945GSE Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、1,366×768ドット表示対応10.1型ワイド液晶、OSにWindows XP Home Editionを搭載。

 インターフェイスはUSB 2.0×2、IEEE 802.11b/g無線LAN、Ethernet、Bluetooth 2.1+EDR、ミニD-Sub15ピン、SDカード/MMC対応スロット、メモリースティックデュオ対応スロット、31万画素Webカメラ、音声入出力などを装備。無線LANについては、IEEE 802.11n対応モジュールだが、Wi-Fi規格の適合はIEEE 802.11b/gとなっている。

 バッテリ駆動時間は約3.5時間。本体サイズは約267.8×179.6×27.5~32.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.19kg。

 直販の「VAIOオーナーメード」では、店頭モデルに無い本体色ブラウンを選択可能なほか、Office、大容量バッテリ(9月中旬予定)、カラーメッセージ刻印サービスを選択できる。スペック面はネットブックのため固定となる。

VAIO W ブラウンキーボード
タッチパッドアクセサリーキット

(2009年 7月 7日)

[Reported by 山田 幸治]