東芝、地デジチューナ内蔵の新シリーズ「dynabook TV」

dynabook TV

7月中旬 発売

価格:オープンプライス



 株式会社東芝は、地上デジタルTVチューナを内蔵するノートPCの新シリーズ「dynabook TV」を7月中旬に発売する。価格はオープンプライス。「TV/68J2」の1モデルが用意され、店頭予想価格は18万円台半ばの見込み。

 dynabookブランドで初めて地デジチューナを内蔵する新シリーズ。これまで同社は、AV系機能を強化した「Qosmio」でのみTVチューナを内蔵していたが、dynabook TVはTVモデルのエントリー機といった位置付けになる。そのため、Qosmio全モデルで採用している映像処理エンジン「SpursEngine」は搭載しない。液晶は16:9、1,366×768ドット表示対応の16型ワイド液晶を搭載し、デジタルTV放送やDVDの視聴時に全画面で表示できる。

 視聴ソフトはQosmioシリーズと同じ「Qosmio AV Center」を搭載。レコーダの「VARDIA」シリーズと同じメニュー構成でリモコン操作を想定した「リモコンモード」と、マウス操作に適した「マウスモード」のメニュー切り替え、ダビング10対応などを継承。TVチューナもQosmioと同じものを搭載し、ノイズや放熱の対策を施している。

 主な仕様は、Core 2 Duo P8700(2.53GHz)、メモリ4GB、HDD 400GB、Intel GM45 Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows Vista Home Premium、Office Personal 2007を搭載。Windows 7優待アップグレードキャンペーンに対応する。

 インターフェイスはUSB 2.0×4(1ポートはeSATAと共用)、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、FeliCaポート、ExpressCard/54スロット、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Gigabit Ethernet、SDカード(SDHC)/MMC/メモリースティック(PRO)/xD-Picture Card対応カードリーダ、音声入出力などを備える。

 キーボードはテンキーを搭載。また、マルチメディア系のタッチセンサー式ホットキーや、独自の省電力プランに切り替えて「TOSHIBA ecoユーティリティ」を起動する「エコボタン」を備える。

 バッテリはリチウムイオンで駆動時間は約1.3時間。本体サイズは約384×259×36.5~41mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3kg。専用リモコンが付属する。

本体色はプレシャスブラックキーボード上部にタッチセンサー式ホットキーキーボードはテンキー搭載

(2009年 7月 2日)

[Reported by 山田 幸治]